2月11日祝日、火曜お稽古は3時間バージョンでした。
 

「3時間は、想像したより短かった!」

 

王羲之の臨書、六文字を一気に教わり、

さらに漢字かな交じりの調和体を1作品ご指導いただくという

濃密なお稽古だったから。

 

房仙先生は「緊張が大事!」「集中すること!」と

繰り返し仰いました。

「他校は月に一度でもどんどん上達してますよ」と。

 

これまでも”火曜生のぬるさ”は、先生から指摘されていました。

 

気持ちのどこかに

「次のお稽古があるし…」

「家に帰ってから書けばいいや」という

言い訳や甘えがあるからです。
 

ぬるい生徒ばかりではありません。

(良い例なのでお名前を出します)

三島校リーダー・大輔さんは、エリート社員で当然ながら、お仕事も忙しい方。

 

 

彼は、多忙な様子をおくびにも出さず、

昨夜も淡々とお稽古をされ、添削を1回受けただけで

作品を仕上げまで持ってゆきました。

 

後がない、今夜中に書き上げたい
という状況にある生徒の方が、仕上げも早く、作品も佳い。

 

これはやはり、集中力のなせる技かと…。

 

どうやったら集中できるか?のヒントを

大輔さんの姿から探りました。

 

・期限がある

・緊張感がある

・何としても仕上げるという意志

・雑念なく素直な態度

 

緊張しすぎて肩に力が入りすぎてもダメでしょうし、

姿勢が悪いと浅い呼吸になってしまう。

 

体はリラックスしながら、

気持ちは集中するのが理想なのだろうと

思います。

 

緊張と集中、そして弛緩

書道の中にはその全てが詰まっています。

 

 

中学生のかろんちゃんは、3時間のお稽古で46枚も書いたのですって。

幼少期から房仙会で習っている子は、自然と集中力がついています。

 

「3時間は、想像したより短かった!」と感じた私たちも

知らず知らずのうちに集中していたのでしょう。

 

 

房仙先生は、一瞬で”集中モード”になられます。

調和体の作品を書かれた時は、筆先に”気”が行き渡り、

半紙にぐいぐいとのめり込むような感じで…、
 

気迫が周囲を圧倒していました。

 

周りに人がいようが、音が鳴っていようが関係ありません。

集中力がすさまじいから、
大勢の人前でも揮毫することができるのです。

 

私どもはせめて、お稽古に緊張感を持って臨み、

先生の教えを聞き漏らすまいという集中力・観察力を発揮したいものです。

 

房仙先生、光孝先生、昨夜もお稽古をありがとうございました。

 

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