今回の米沢で行われたイベントの『雪上揮毫』に特化した

レポートと感想をお届けします。

 

1月25日(土)13:30~、上杉伯爵邸にて。

 

快晴のもと、来場者の視線が房仙先生とサポート役の陽平さんに注がれます。

 

 

雪のキャンバスを前に先生がマイクで

来場者の方々に向けてやさしく問いかけました。

 

「道を思い描いたとき、

あなたの前にある道はどんな道でしょう?」

 

「私の前にある道は、まっすぐな太い道です。

その真ん中を堂々と歩いてゆきたい」

 

そして気合を込めて、

雪の上に堂々たる「極(きわめる)」をお書きになりました。

感動が、さざ波のように伝わってゆくのが分かりました。

 

 

さらに。

数メートルもある大きな「極」の下に「道」を書き加えたとき、

感動と共に、私を襲ったのは「畏怖」に似た感情でした。

 

まるで、真剣=日本刃をつきつけられた気がしたから。

 

あなたは「道を極める」覚悟はあるの?

私は日々やっているわよと言われているかの如く。

 

のんべんだらりと過ごすのも一生、

道を極めるために努力をし続けるのも一生。

 

さてあなたはどっちの道を取るの?

 

 

最後に「継続は力なり」と

紙に揮毫されイベントは幕を閉じました。

 

数時間後、懇親会で光孝先生が、ご挨拶で上杉鷹山公の言葉を引用されました。

「なせば成る なさねば成らぬ何事も 成らぬは人のなさぬなりけり」

 

その瞬間、今回の揮毫で先生が書かれた文字と
イベントの目的は、バチっと繋がりました。

 

鷹山公のお膝元・米沢の地で『雪上揮毫』をなさる必然。

雪のない状況下で、

 

「成らぬ」を人や天候のせいにせず、

ピンチをチャンスに変えたこと。

 

全ては、何がなんでもやってやろうという意志があるかどうか。

 

陽平さん曰く、先生は「たとえ人が来なくても私はやるわよ」と

固い決意があった由。

米沢校のリーダー・千葉陽平さんは、先生の気持ちに応えるべく動いた。

彼の熱意は、多くの人を動かした。

 

房仙先生は、最高のシチュエーションで

全身全霊で揮毫することで「覚悟を決めた生き方」をお見せになった。

だから感動の涙を流す人が、多くいらしたのでしょう。

 

さて私の道はどんな道だろう?

 

白状すると、これまでの私が想像していた道のイメージは、

長く曲がりくねった道。

 

そんなイメージを抱いている事自体に問題があり、

問題に気づけずに今日まで来ていました。

(人は知らず知らず、思い描いた方向へ歩いてしまうもの)

 

仕事も夫婦関係も中途半端だった私。

もちろん一定の成果は出しています。

 

しかし、そこで自己満足していたら”成長”はありません。

 

書道のお稽古でも

「やみくもに書けばいいってもんじゃないの。

どうせ時間や物を費やすなら、成果が出るようにやらなきゃ」と

指導をいただいております。

 

”成果”も大事ですが、

そのために努力をし続ける過程がもっと大事で、

そこに”成長”に繋がる道がある。

 

今回、房仙先生から記念にいただいたミニ凧には、啓示のように

「好」の一字が書かれていました。

※ちなみにミニ凧は、封筒に入れた状態で卓上に置かれ、

参加者には選べないシステムでした。

 

迷ったら、好きな方を選べばいいの。

「好き」で突き抜けたら、すてきじゃない!

先生からメッセージをいただいた気がします。

 

それぞれが道の途中。

”がんばらない、あきらめない”が、房仙会のモットーです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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