さて、おかげさまで今のところ
今のアパート生活継続中~
とはいえ
ちょいちょい見学者がやってきます。
不動産屋のAから
「●日の●時からOK?」
というアポイントメッセージが届くと
LINEの着信音とは違う音がスマホから
ちーん
…
今、ちーんって鳴った?
いや鳴ってない鳴ってない…
で、放置しているとリマインダーでふたたび
ちーん
あーもー、わかったわかった
そしてメッセージを読んで返信。
この1年、何度この作業を繰り返していることか。
今まで相当な数の訪問者が来ていますが
これは慣れでもなんでもなく
毎回、超うんざり
でも見学者のせいではないし
Aは仕事としてやっているまでだし
このイライラをぶつけるところがなーい
という、ストレス無限ループ。
先日もまた、見学者がやって来ました。
ドアの向こう側から聞こえてくるのは
当然ながらフランス語
ドアを少し開けて中で待ってると…
あれ、アジア人?
ちらりと見えた女性、きっとアジア人。
パートナーはフランス人男性らしく
Aもフランス語で説明しているけれど。
以前、一度だけ
中国人カップルが来たことがありましたが
なんとなく女性の服装や佇まいが
日本人ぽい
Aが入り口でフランス語で
ここで靴を脱いでくれますか?
と言ったのでいつもの通り私も
お願いします~
と言うと、女性が
あ、私日本人なので大丈夫ですよ
…
ついに日本人、キター
うれしい!なんだかうれしーい!
日本人の方は初めてです!
という声も、なぜか弾んでしまーう!
え、そうなの?
いつもは訊かれたことにカタコトのフラ語か
英語で答えていたけれど
今日は、今日は、、
日本語カモーン
売れちゃったら困るなーと思っていたのに
何でも訊いて下さい!
いきなり張り切る、俄然やる気!
なぜならこの先、
そこまで長くないはずであろう
残りのパリ生活の間は
ここに住ませて欲しい、という気持ちを
流ちょうな日本語でお伝えできる
ということで、出だしから…
こちらにはお仕事で?
夫の仕事で来ていましてここはレンタルです
あら、そうなのね!
でももう駐在5年目なので、できれば
最後までここに住みたい
と思っているんですがー
ああ、それはもしうちが買うことになれば
大丈夫よ
ありがたーーい!
となれば私も積極的に
この方々にここを売りたい
というスイッチ、オーン!!
そんなわけで
キッチン、リビング、バルコニー、
部屋の使い勝手やアパート内のこと、
バスルームやクローゼットなどなど
ものすごい勢いのセールストーク開始
Aとだんなさまはフランス語で
私と奥さまは日本語で
いつになく私が積極的なのでAも
今日はカナが説明してくれるから安心
と笑っていましたが
私は必死だ
もちろん、奥さまからも
いろいろと質問が来るのですが
日本人ならここは抑えたいわよねー
ですよね、わかりますー
という気になるポイントが同じで、盛り上がる
結局、気に入られた所は多かったようですが
駐車場やリノベーションのことなど
いくつか課題があったようなので
購入までには至らなそうな気配…
大きな買い物だし、こればかりは仕方ない。
この1年で初めて
売れなくて残念
と思いました…
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