パリに住んで3年9カ月。
あまりによくあるけれどいまだに
なんで?
と思うこと…それは
トンネル内の電灯で明るく見えますが実際は暗い
ついでにメトロも止まるきゅっ
そしてなんの説明もないまま
そしてしれっと動き出す
…ごめんなさいは?失礼しましたは?
このときは特にコメントはなく
なんで?
説明が入ることもありますが
電気系統のトラブルだの
なんか起きたから確認してますだの
しーん
特に反応する人はいません。
この「突然車内灯が消える」
というできごとは、本当に大げさではなく
しょっちゅう起きます。
普通にゴトゴトと走っていると
ぱっ
暗っ!!
3秒後に
ぱっ
ついた!!
みたいなことは日常茶飯事。
例えば…
オフィスの壁に背をあてて立っていたら
たまたま壁の電気のスイッチに背中があたり
かちっ 電気が消える
あ!すいません
かちっ 電気をつける
失礼しましたー
ってことがあったりしますよね。
最初はそんな感じかな?と思ったのです。
運転手か車掌か、とにかく関係者が
ぱちっ あ、触っちゃった
という、ちょっとした失敗。
でも、コトは地下鉄車両の車内灯。
しかも車両全体の時もあれば
部分的な時もあり
突然消えて→しれっと点灯
しかも、ちょっとした失敗にしては
あまりにどの線でも起こりすぎる…
ちょっと間違えちゃった
ちょっと触ってしまった
あれ、私触った?触ってないよね?
…ま、フランスならありえないこともないか?
ちなみに一駅分くらいずっと
電気が消えたままということがあっても
「失礼しました」なんてアナウンスは
入らない、入るわけがない、パリだから
ただ、以前メトロの車内灯が消えたときは
文字通り真っ暗になり
夜も遅かったので怖さ倍増
メトロ自体も止まっちゃって
どこからの光もなくひたすら闇
本気で恐ろしかった
友達が一緒だったのと
フィギュアスケート観戦後で
同会場のお客さんもたくさん乗っていたので
やばい雰囲気ではありませんでしたが…
パリの夜に電気が消えてメトロが止まると
あんなにも身に危険を感じるんだと
初めて知った、一年目の冬…
電気系統が古くてよく断線もするので
接触が悪くて一瞬消える、なんていうのは
この国ではよくある事と分かってきましたが
21世紀になって20年も経つんだから
そろそろ考えたほうがいいのでは?