先日、友が働いている
IT系(というのだろうか?)の事務所へ
ちょっとお邪魔しました
社長も若ければ従業員も若い、
所謂、ベンチャーってやつですね。
すんごい広い自宅アパルトマンを
事務所として使っていて
つーか、これ自宅なんだ…
その広さに心の中で「すげっ」と叫ぶ。
若き社長もスタッフもみんなフランス人
日本でも展開しているけれど
日本人には反応が悪いとかで困っている…
という割に、何の下調べもしていないから
は?何言ってんの?
と、私でさえ本気で思うことがあって
参考のために言ってくれ
というから
これがこうで、あれがああで…
と説明するのだけど、みんな恐ろしく
耳をかさないよねー
これって別にフランス人だけの
特性ではないのだろうけれど
対話にならないんだよねー
と、パリで働く日本人からよく聴くので
あー、これか…
と、心から同意。
例えば、これが参考になるよ、と
ある動画を見始めたら
ハッ、日本人はこんなのがいいんだw
と、始まってから10秒くらいで
見るのをやめるとかね。
(ハッ、は鼻で笑った音)
逆に、彼らの主張で
各国ではウケていてデータもある!
とそのデータを見せてくれるのだけれど
同じやり方では日本ではウケなかったらしく
なぜ日本ではダメなんだろう…
と、僕らは壁にぶち当たっているんだ…
というので
だから親切に、さっきから、
それじゃダメだと、日本人向きじゃないと
原因と改善点と対策について
100万回くらい説明しているよねえ
私たち日本人二人が
コレがダメな理由だからこうすれば!
アレもダメな理由だからこうしたら!
と、丁寧に説明しているのに
その大事なところは聴こえないらしい…
そして僕らの壁はどうすればいいのか?
と質問してくる…の、繰り返し。
なぜだ?
フランス人は議論好き(というか話が長い)
とはいえ、この無駄なループが延々と
まあ彼らがコケようがどうしようが
私には何の関係もないので
だったら日本展開やめたら?
と喉元まで出かかったけれど
この日は日本人代表&エディターとして
意見を携えて友の援護射撃に来たので
イラっとしたところが多々あったのは
大人になって黙っておく
(というか実は内心、あまりに話を聞かない彼らが面白すぎたのだけど)
結局、30分程度の予定が
2時間以上も滞在。
こちらの指摘に社長が気づくまで
1時間近くかかり
スタッフがなんとなく納得するまで
1時間半近くかかり
対話って、なんでしょうね
と、お茶をすすりながら思った…
まあ同じ日本の、日本人でも
話になりませんわね
ということはよくあるし、逆に外国人でも
そうそう、話早いじゃーん
ということも(たまーに)あるので
一概にフランス人がどうとはいえない。
そういえば韓国人も
独特の特性があったなあと思い出す。
それは
すげー気分に流されやすい
それを平気でビジネスに持ち込むので
すげーやりにくい
ということ。
これも人によるのだろうけれど
この話をすると
「わかるわかる!」「あるあるある!」
という日本人が多かったので
感情のふり幅が大きく子供っぽい
韓国人ならではの特性だろうなー。
きっと職種や内容にもよるので、今回は
いい経験したわ
と思っておく。
最終的には、ぐっと話も進んだので
役目は果たせたらしい。
ところで、これには後日談があって…
私は本当に、ただちょっと会って
←ここで働く日本人の意見を
←そうだ!こうだ!と援護射撃
するために行っただけなのに
カナは次はいつ来るんだ?
夫はフランス人か?
と、終盤で変なこと聞いてきたので
いや、別にもう来ないけどー
日本展開向けのものができたら
また見せてね、と話を結んで帰宅。
そしたら翌日、友から連絡があり
カナはここで働きたいから
熱心に話をしたんだと思った!
と社長が言っていたらしい。
…
あなた達が話を聞かないから!
あなた達が話を理解しないから!
身振り手振り、大きめの声で
説明したんでしょうがっ。
自惚れるにもほどがあるぜ