韓国は、年功序列社会…
というのは有名なおハナシ。
地下鉄の優先席、エレベーター、
日本なら空いていれば誰でも使うけど
韓国では、お年寄り最優先、
っていうか、お年寄りのもの
優先席を家みたいにして
すっかりくつろいでいる人も
よく見かけますし
お年寄りが来れば、基本的に
みんなぱっと席を譲ります
これはいいことだと思う。
でもまあ、中には
ちょちょちょちょーっと
というお年寄りも、（結構）います。
ま、それはおいおい書くとして。
先日。
友達のおうちでフリマをやりました。
（みなさんありがとうございました）
荷物が多かったので
スーツケースで行ったのですが、
帰りが帰宅ラッシュぎりぎり、という時間
スーツケーツ自体はそんなに重くなかったけど
人混みで乗り換えの階段の昇り降りは
ちょっと辛い
こんなときは堂々とエレベーター。
改札は地下1階。
私がいるのは地下2階。
乗り換えるのは地下3階。
そう、私の位置は
上下に挟まれているワケです
だから待っていても、
上から下から、常に人が乗って来る…
でも、待つ。
気付けば私の周り、
絶対乗り切らない
というほど、たくさんの人（主におばさん）。
でも、ここは韓国。
待っている人たち、全員
絶対に乗るはずだ。
さて、ようやく下へ行くエレベーター。
やはり上から乗ってきた人が何人かいます。
でも、おばさんたち、容赦ない
どすこいどすこいどすこい
と、一気にエレベーターへなだれ込む！
私も負けていられないわっ！
と思ったのですが
隣に松葉杖をついたおじいさんがいたので
「お先にどーぞ」
と、道をあけたんですね。
そしたらやはり…
どすこいどすこいどすこい
ちょーっと！
あんたたちに空けたんじゃないわっ
そして、はっとエレベーターを見ると
ぎりぎり1人分のスペース
よいしょ。
乗れたかな…と思ったら
一番奥にいたババ…おばさんが
「カバンは乗らないよっ！」
そんなに元気ならお前は歩け
しかし、さすがにそうとも言えず、でも
「えーー」と言いながら
ゴロゴロとスーツケースとともに
戦線離脱
悔しーーいい
顔をぶーーっと膨らませて
エレベーターを見送る私
すると、隣にいたおじいちゃんが
私の肩を、とんとん。
しまった、ぱんぱん顔見られたっ
「ハ、ハイ…」
「あんた、上いくの？下いくの？」
「下デス」
「あー、これ上からも乗ってくるから
ここにいると乗れなくなるんだよねー」
「そうなんデスヨ」
「だからね、上行きに乗って、降りずにそのまま
地下3階まで乗っていきなさい」
「ダイジョウブデスかね…」
「ワシも一緒に行くから」
まあ！じゃ、ご一緒に！
日本ではときどきやる、この方法。
でもなんとなくこの雰囲気だとなー…
と思っていたけど、大丈夫。
おじいちゃんと一緒
すると、目の前に地下1階から
エレベーターが上がってきて…
おじいさん、私の背中を押しながら小声で
「よし、行くぞ」
「ハイッ」
乗り込む2人。
その後たくさんの人（おばさん）が乗り込んできて
エレベーターは上へ。
ぞろぞろ人々が降りていきます。
おじいちゃん、私のスーツケースを
そっと制しまして
「このままね」
「ハイ」
外にいる人たちは
一番奥にいる私とおじいちゃんが降りるのを
待っていますが…
降りませんよ。
しばし、エレベーター待ち軍団と目が合う。
大丈夫、私は
おじいちゃんと一緒 だから。
あ、こいつら降りないんだ･･･とわかり
みなさん、ぞろぞろぞろ。
密かにアイコンタクトのわれわれ。
うまくいったね。
そして無事、地下3階へ。
「よし、行こう」
「どうもありがとうございました！」
おじいちゃん、私を促してくれた後は
風のように去っていきました
（同じ地下鉄だったけど）
ま、よくあるやり方ではあるけれど
おじいちゃんが一緒だったので
なーんと心強かったことか＠韓国！
おじいちゃん、どうもありがとう。
またいつかどこかで、ご一緒しましょう＾＾
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