済州島旅行、空港へ向かうタクシーにて。 | パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

2010年春、家人のソウル転勤への帯同で始めた「ソウル市民への道」。あれから5年。今度はまさかのパリ転勤。ボンジュールとピジョン(鳩)しか知らない私が果たしてパリ市民になれるか?いや、なれないかも…

先週の土~月曜、2泊3日で

済州島へ行ってきましたクラッカー



3日間、とってもいいお天気でした!

写真をたくさん撮ったので

久しぶりに旅行記をUP・・・



その前に。



金浦空港へ向かうタクシーで・・・




空港集合時間は午前7時。

地下鉄だとギリギリになるので

タクシーで向かいましたタクシー



ひよざえもん 「金浦空港の国内線ターミナルへ」

おじさん 「済州島へ行くの?」

ひよざえもん 「おっ、分かりますか?」

おじさん 「韓国語、上手だねえ」



まあ外国人なので、

ちょこっと喋ると「上手」といわれるのは

よくあること。



私は日本人街日本に住んでいるので

「金浦空港へ」とだけ伝えると、たいてい

「日本に帰るの?」

と聞かれますが、

今日は済州島っていわれた^^



ひよざえもん 「いえいえ。韓国語難しいです」

おじさん 「どのくらい勉強しているの?」



と、ここまでもよくある会話。

しばらく基本会話を続けていたら・・・



ひよざえもん 「韓国語の発音が難しくて」

おじさん 「あー、外国人がよく難しいっていうのは~」

ひよざえもん 「?」

おじさん 「쌀(ッサル)だね」

ひよざえもん 「あー、そうですね^^」



おじさん 「쌀!」

ひよざえもん 「・・・」


おじさん 「쌀!」

ひよのしん ・・・쌀!」

おじさん 「쌀!」

ひよのしん 「쌀!」

おじさん 「쌀!」

ひよのしん 「쌀!」



夜明けのソウルを暴走する

一台のタクシーの中で響き渡る


「쌀!」 



これを日本語に訳すと、




おじさん 「米!」

ひよのしん 「米!」




・・・。


・・・いつまで続けるんだろう。




おじさん 「ははははは」


あ、おわった汗




すると今度は、


おじさん 「でもさ、中国語の●●も難しいよね」
ひよのしん ●●(←発音忘れた)って、なに?



おじさん 「●●!」

ひよのしん 「・・・」

おじさん 「●●!」

ひよのしん 「・・・」



初めて聞くこの中国語単語、

私にどう反応しろというのか?



ひよのしん 「・・・上手ですね(わからんが)」

おじさん 「いやいや、そんなことないけどぉ」

ひよのしん 「あはは(とりあえず笑っとけ)」

おじさん 「英語は●●●~♪」
ひよのしん 「・・・」


(しーん)




ひよのしん なんだろう、なんか気まずい。



なんかいわなくちゃ。



ひよのしん 「韓国人は英語の発音が上手な人、多いですよね^^」



ま、このくらい言っておけばいいでしょ。



おじさん 「いやいや、中国人もうまいよ^^」



ひよのしん ・・・そうなの?



おじさん 「韓国人も中国人もうまいよ^^」




ひよのしん なんでさっきから中国中国と・・・?





ひよざえもん びっくり




もしかしてこのおじさん、

わたしのこと、





中国人だと思ってる汗





き、気まずい。超気まずい。


だって私は日本人日本

さっきのおじさんの中国単語も

なんだかさっぱりわからなかった。



あのとき、笑っておいてOKだったのか?



いやいやそれより、

今後中国についてなにかいわれたら

ワタシ、ゼンゼン、ワカリマセンドクロ




私をどんよりと包む、緊張感。




もし何か聞かれたらどうしよう・・・




そーだひらめき電球


「ワタシ、ニホン日本ト、チュウゴク中国ノ、ハーフデス」


これでいこう!



心の中で繰り返す。

「チョヌン イルボンハゴチュングク ハープ イエヨ^^」

(私は日本と中国のハーフです)



そしてうっかり日本語を話さないよう、

ひたすら黙り続ける、




貝 貝作戦。






今思えば、

なぜここで私はいきなり

日本日中ハーフ中国

になろうとした・・・?



でも、貝作戦が功を奏したのか

変な緊張感が伝わったのか

おじさん、ぱったりと黙る。




と、空港が見えてきてひと安心DASH!





なのに。



焦っている私の思考は

微妙にパニック中。



ここで別れ際、

中国語を話すべきか!?

という迷いが、一瞬よぎる。



お別れの言葉なら知っている!



イチかバチか、 言うか!?



ひよのしん ・・・再见(ツァイツェン)







もちろん、いいませんでしたけどね。



そんな私の思いを知ってか知らずか、

あれほどフレンドリーだったおじさん、

別れ際は妙にクールだったわううっ...



まあ、そんなこんなで

空港に無事に到着しました。



次は済州島旅行記、始めますクラッカー


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