荷物、ソウルへ発つ~恋するカーゴパンツ~ | パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

パリ市民への道〜旧ソウル市民への道〜

2010年春、家人のソウル転勤への帯同で始めた「ソウル市民への道」。あれから5年。今度はまさかのパリ転勤。ボンジュールとピジョン(鳩)しか知らない私が果たしてパリ市民になれるか?いや、なれないかも…

この前のイケメン引越し屋さんが来るかもしれない!

と、今朝はちゃんと起き、


あ、もちろん、イケメンじゃなくてもちゃんと起きなくてはいけませんが、


スタンバイ



オッケーーーーーイ!


前日、朝3時まで荷物整理していて、またもや目の下に不気味なクマさん。



そして…


ピンポーーン☆


来た!来たわね、日●の岡田将生(と命名)!


インターホンをカチャ♪





(×ブッブー)





引越し屋さん「こんにちはー!よろしくおねがいしまーす」とメガネのお兄さん。

私「あ、、(動揺)…よろしくおねがいしますー!」



メガネだったけど、違うよね、あれは違う人だよね。





大人になれ、自分。




さて、男性が3人登場。

引越し業者さんが来ての梱包は、実は初めて。

以前は単身で荷物ちょっとだったので、

タンス屋さんがまとめてくれたり(このときも恋した)、赤帽に頼んだり(これは恋しなかった)。


なので、目の前でものすごいスピードで梱包されていくのに、

しばし唖然。

というか、ガムテやダンボール、包装紙をざくざくっと切る、

紙のスピーディーな音にびっくり。


私はみなさんが梱包しながらチェックした商品名に金額をつけていく役目。

うろちょろしたら、確実にジャマ!


でも念のため、聞いてみます。


「私、どうしましょうかー?」

「あ、保険金額書いてもらう大切な役目がありますから、そこにいてください!」



ですよねー。はいー。


でも、見ていると気になることがいっぱい!


私は梱包好き。子供の頃「包める」仕事に就きたかったので、

かわいい包装紙を買ってきては何でも包んでいたし、

自分で紙袋を作ったり、大人になってからも、

荷物に合うようダンボールをサイズダウンするのがだーいすきなのです。




し、しかし…



目の前で繰り広げられる、プロの技!




ざっくりと雰囲気で採寸して、



ザッザッザッ



とカッターを入れていくと、


あーっというまにジャストサイズのダンボールが!!!!!




すてきぃぃぃぃ!!!



そしてついに、真打ち、私の「恋するシーン」が登場!



私は職人さんと、制服が、これまた大好き。

「そのポッケは何用なの?」「そのループは何用なの?」

というデザインにとっても弱いのです。


そしたら、彼らのパンツは、まさにこの王道、



キング・オブ・カーゴパンツ☆☆☆




まず、太ももあたりのサイドポケットから、作業用軍手がちらり。



きゅん…



おしりのポケットから、ささっと登場する専用マジック。



きゅん…



そして、ループに引っ掛けてある七つ道具入れから、さっと取り出す


カッターナーイフ!



きゅーーん!!!



私、萌えすぎて、途中で「うっ」ってなりました(笑)


その後は、彼らのポケットに大注目。

そこには何が? あ! それが入っていたのね!

あ、それはどこから取り出したの?

一発で取り出せるなんて、職人だねえ~すごいねえ。


「すごーい…」


とうっかり声に出し、


「いえいえ、そんなことありませんよー」

と爽やかに返してくれる引越し屋さん。



手際はもちろんだけど、そのカーゴパンツね、いいねえ。

彼らは脇目も振らずお仕事にいそしみ、

ナゾの女は、彼らのカーゴパンツ、(ときどき手元)に熱視線。



そして、極めつけ。


ちょっと多めに詰めたダンボールのカタチを整えるため、

テープを貼ったら、その仕上げに、

ガムテを手に持って、左右を


ガン! ガン! ガン!



とリズミカルに叩くんですー!




かっこいー!

職人ー!




すっかり引越し作業に恋した私は、

最後に渡されたアンケートシート、もちろん




オール5



をつけさせていただきました。


実際、みなさん丁寧で礼儀正しくて、迅速で分かりやすく、

とっても安心してお任せできました。




今日は思わず、恋心に走って書いてしまいましたが、

実際に荷物をそろえるときに気付いたことがいろいろあったので、

引越し荷物について分かったことは、次回に。



つづく。