映画:猿の惑星 キングダム レビュー | のんびりクソレビューブログ

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猿の惑星 キングダム

猿の惑星シリーズ10作目が公開されました。

今作は今までの最後の作品である2016年公開の

猿の惑星 グレート・ウォーの300年後の世界となっている。

 

●あらすじ

チンパンジーで構成されたイーグル族のオスであるノア(主人公)は

一人前になるため自分のワシを手に入れるため卵を取りに行く。

無事に卵をワシから盗むことができたものの、その夜アクシデントで

卵が割れてしまいもう一度卵を取りに行こうとすると道中で

見回り中の仲間をゴリラを中心にしたグループが殺している場面を目撃。

そのグループはイーグル族の村を襲撃し次々と捕虜にしていき

戦いで死んだと思われたノアは放置され目が覚めたときには廃墟になっていた。

同じく戦いで死んだ父親の亡骸に復讐を誓い旅に出る。

 

●みどころ

・300年後の世界

グレート・ウォーから更に300年進んだ世界

人工物は風化し植物に覆われてしまい、猿は手話混じりの会話から

会話がコミュニケーションの主流になるくらいには進歩し

イーグル族はワシを飼いならし魚を獲っては燻して保存しているなど

文明が進歩していることがわかる。

 

・ノヴァ

ノアが敵を追跡しているときに遭遇した人間。

この時代になると人間は知性の欠片もなく野生動物も同然の絶滅寸前で

イーグル族のノアも初めて遭遇するくらいには数が少ない。

しかしノヴァは眼つきが他の人間と違い知性があるようにも見える特別な存在だった。

というのもノヴァは「猿の惑星 グレート・ウォー」で変異した

サルインフルエンザの影響を受けていない普通の人間だったからで

ゴリラのグループが遠征をしているのもノヴァが必要だったからというもの。

 

・ストーリー展開

あらすじにも書いた通り、序盤は猿VS猿の構図だったのが

ノヴァが現れたことによってパワーバランスが変わって行き

人間の過去の遺物を巡る話へと変化していくので大自然一辺倒から

猿の村、人間の作ったきれいな人工物と絵面も変わっていく。

あらたな3部作ということでこの作品の収益次第な話になってきますが

続編へと続く伏線が貼られたりと今後が楽しみな終わり方をする。

 

 

以上、猿の惑星 キングダムでした。

グレート・ウォー~旧作初代の間を埋める作品第一弾として公開された

猿の惑星 キングダムですが、序盤から中盤にかけての流れはスタンダードな冒険もの

といった感じで荒廃した世界を巡る旅はワクワクできた。

 

グレート・ウォーから300年後の世界ですが、情報の継承ができているのか

割と「シーザーがどうの」だの過去作で使われたハンドサインなどがでてきて

シリーズを見てきた人であればニヤリとできる部分が多かった。

 

が、終盤は伏線が多い状態で終わってしまったので個人的にはかなりモヤモヤ。

これで続編が作られればいいですが、トランスフォーマー 最後の騎士王のように

綺麗さっぱり白紙になった事例もあるので油断できないところですが

ここから一体どうやって旧作初代へつながるのか楽しみで仕方ない。

 

 

冒頭でも述べた通り今作は新章である

ジェネシス→ライジング→グレート・ウォー→キングダム

と今までの世界観でできている。