司法書士の山口です。
任意整理をした場合。
1か月の出費(原資)はどのくらいの金額になるか?
これは事務所ごとにだいぶ違います。
上記の以前のブログでも説明しましたが、1か月5万円も変わるケースもあります。
つまり、依頼する事務所によって年間60万円変わることもあるということ…
どの事務所に依頼するか?で1か月の出費がどのくらい変わるか見てみましょう。
(例)総額200万円に任意整理
・A事務所:1か月4万円
・B事務所:1か月5万円
・C事務所:1か月7万円
(例)総額360万円に任意整理
・A事務所:1か月6万円
・B事務所:1か月8万円
・C事務所:1か月10万円
(例)総額600万円に任意整理
・A事務所:1か月10万円
・B事務所:1か月13万円
・C事務所:1か月15万円
簡単なイメージとしては上記のとおりです。
任意整理するなら「なるべく出費を少なくしたい」これは誰もが思うところ。
クレカの使用なども制限されるので、原資はなるべく低くしたほうが安全な側面もあります。
では、なぜ事務所ごとに差がついてしまうのか?
①分割払いの交渉をちゃんとしてくれるか?
②費用が高くないか?
この2点が大きく関わってきます。
①分割払いの交渉
「長期の分割払い」にすればするほど、原資は低くなります。
例えば、120万円を任意整理する場合。
以下( )内が1か月の返済額ですが、分割回数でかなり変わります。
・24回払い(1か月5万円)
・36回払い(1か月3万4000円)
・48回払い(1か月2万5000円)
・60回払い(1か月2万円)
・72回払い(1か月1万7000円)
例えば、60回で和解できるものを、36回で和解してしまえば原資は上がります。
なるべく、1か月の出費を減らしたければ、低くするべきなのです。
(家計の収支的に36回で払えるなら、36回にすべきなのは当然です)
②費用が高くないか?
正直なところ、原資が低くできるか?はこの②が重要です。
②のほうが大きな差になるケースが多いこと、そしてそれが長期間続くので払えなくなってしまうことが多いのです。
任意整理の費用は、依頼する事務所によって2倍ぐらい違うのはよくあること。
めちゃ高い(法外費用)事務所だと、3倍、4倍変わるケースもあります。
過去に相談があった事例で1つ紹介すると、
「任意整理を考えており、借入7社で合計300万円ほどです。
他社で見積もりをお願いしたところ毎月8万5000円の支払いと言われました。
もう少し抑えられないかと思いまして、ご連絡致しました」
こんなご相談がありました。
うちの事務所で見積もりを行ったところ、4万5000円~5万円ほど。
この例で言えば、3万5000円~4万円の差が生まれています。
さらにもう1つ。
「別事務所に任意整理の依頼を検討していますが、毎月15万円と言われました。
正直難しいのですが、任意整理するならこれが普通と言われましたが本当ですか?」
うちの事務所で見積もりを行ったところ、毎月10万円~11万円ほど。
この例でも、4~5万円ほどの差が生まれています。
問題は、1か月の返済額が高いのに、それを騙すようにしている事務所の対応。
こういう事務所もけっこう多いので最悪なのです。
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