司法書士の山口です。
過払い金請求を検討する上で、みなさんが気になる点はこの5つだと思います。
1.本当に戻ってくるか?
2.いくらぐらい戻ってくるか?
3.いつ戻ってくるか?
4.費用はどのくらいかかるか?
5.デメリットはないのか?
1.本当に戻ってくるか?
もちろん、過払い金は実在する話。
本当に戻ってきます。
しかし、発生するには条件もあります。
条件を満たしていれば、戻ってくるというわけです。
グレーゾーン金利を支払っていたこと。
過払い金発生の条件として、大事なところです。
いわゆる高利の返済ですが、2007年以前からサラ金やクレカを使っていると可能性が高いです。
反対に、直近15年以内に始めてカード使った…こんな場合は対象外です。
詳しくは、下記のブログをご参照下さい。
2.いくらぐらい戻ってくるか?
低いと数万円~高いと何百万円単位にもなります。
どのくらい利息を払いすぎていたか?
これによって、過払い金の金額は決まります。
調べてみないと分かりません。
・カードを利用していた時期
・利用期間の長短
・利用額の大きさ
こんな内容で過払い金は変わります。
Aさん:30年前から5年前まで枠200万で利用
Bさん:25年前から9年前まで枠100万で利用
Cさん:18年前から今年まで枠30万で利用
この場合、Aさんが1番発生するでしょう。
古い時期から利用して、利用年数も長い。
そして、枠も大きいからです。
詳しくは、下記のブログをご参照下さい。
3.どのくらいの期間で戻ってくるか?
早いと1、2ヶ月~遅いと1年以上先というケースもあります。
・どこのカード会社に請求するか?
・争点があるか?
・裁判上で過払い金を請求するか?
こんな内容で、戻ってくるまでの期間は変わります。
ほとんどのケースでは、調査開始から半年以内には戻ってきます。
争点(過払い金発生に争いがある場合)があって、裁判するとどうしても長くなります。
4.費用はどのくらいかかるのか?
一般的には、成功報酬が1番高くなる費用です。
成功報酬は事務所ごとに違います。
めちゃくちゃ安いところなら、10%とか12%もあるかと。
一般的に安い部類で15%(うちの事務所がこのライン)
普通で18%、高いと20%。
20%を超えるのはないでしょう。
これは裁判を行わない場合のイメージです。
それ以外に着手金、基本報酬、解決報酬金など、各事務所によって発生する固定報酬もある。
固定報酬が0という事務所もあります。
成功報酬・固定報酬とのバランスで、安い・高いを判断すると良いでしょう。
5.デメリットはないのか?
過払い金請求した場合のデメリット。
完済している場合なら、ないといって良いでしょう。
完済で過払い金請求なら、ブラックになりません。
例えば、ニコスに過払い請求したら、ニコスのカードは作れない。
三菱グループでローン審査を受ける場合に影響がある…
こんなことが言われるケースもありますが、ケースバイケースでしょう。
そもそも、金貸し業は貸したい人(返済能力が高い人)には貸すでしょうから。
例えば、うちでプロミスの過払い金請求中に、プロミスから新規のカード発行の打診を受けた依頼人もいます。
セディナ(現SMBCファイナンスサービス)の場合も同様。
それ以外にもいくつかのカード会社で、そんな事例はありました。
この辺りは、「確実にこう」という理論は難しいでしょうね…。
一方、返済中で過払い金請求をすると、ブラックになる場合もあります。
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ブラックを避けるなら、過払い金請求する前にしっかり調査しましょう。
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