司法書士の山口です。
今日は任意整理の費用について。
いまいち感覚が分からない方のほうが多いと思います。
任意整理の費用は、事務所によって大きく違います。
①広告事務所(借金減額診断系)は費用が高い。
②依頼する事務所によって2、3倍の費用を払うことになる。
③高い事務所でも任意整理の内容は普通(…それ以下)。
この辺がポイント。
依頼先を間違えると、大きな費用をとられ、1か月の出費が多くなる。
その結果、任意整理が失敗するリスクも高まります。
任意整理費用については、過去のブログでも多く紹介してきました。
今日はそのまとめ。
ポイントを整理しましょう(^.^)
任意整理の費用とは?
任意整理の費用とは、任意整理手続きを依頼する費用のこと。
任意整理は、認定司法書士か弁護士に依頼できます。
その手数料のことです。
任意整理を専門にやっている事務所なら、相談料はかかりません。
無料ですが、相談のクオリティが低い事務所もあります。
(クオリティが低いというか、内容が間違っている事務所もある)
いくつかの事務所に相談したほうが良いのは確かです。
手続き費用は、「1社○万円」のようにカード会社1社でカウント。
これは基本報酬と言われています。
例えば、1社4万円で4社ある場合には、4万円×4社=16万円(税込17万6000円)です。
これは依頼後の分割払いで可能です。
しかし、中には、前払いの事務所もあるでしょう。
・費用をすべて分割にできるか?
・一部は前払いか?
・全額前払いか?
この辺りは、依頼前によく確認してみましょう。
費用が高い事務所とは?
「借金減額診断」「借金減額シミュレーター」などの広告をしている事務所。
こうした広告事務所は、費用が安いところはないです。
任意整理費用は、安い事務所で1社2~3万円。
普通で1社4万~5万円。
1社辺りの基本報酬は、通常事務所ではこれが相場かと思います。
一方で、借金減額事務所は1社5万を軽く超えてきます。
1社7万~12万ぐらいが、広告事務所の費用相場。
金額によっては、1社で20万円や30万円などもあります。
「着手金」が発生する事務所は注意したほうがよいでしょう。
基本報酬は5万以内に表示。しかし、着手金で水増しされます。
着手金がかからない事務所は多くあります。
もちろん、うちの事務所も着手金はありません。
そのため、あえて着手金が発生する事務所に依頼する必要がないのです。
なぜ費用が高いのか?
その理由は広告費がかかっているから。
必要以上の広告費をかけて、その広告費の金額はとてつもない金額です。
SNSやネット広告でよく見る。
広告の露出が多ければ多いほど、その事務所は費用が高い可能性があります。
「高い事務所の任意整理の費用対効果が高いか?」
これも、何とも言えないところがあります。
個人的な感想では、その価値はないと思っています。
これは、「本当かな…?」と思う方もいるでしょう。
だから、広告事務所にも相談して、普通の事務所にも相談してみればいいと思います。
「任意整理 ○○(地名)」とかで検索すれば、それなりに任意整理をやっている普通の事務所出ますから。
そうすれば分かります。
仕事のクオリティが高くて、高い報酬ならまだいいですがね…
そうでないのに、法外な報酬はダメです。
特に任意整理は生活や人生に関わるもの。
変な事務所に依頼すると、将来も壊されます。
高すぎる事務所に依頼してしまった。
押しが強くて、半ば強引に契約されてしまった。
こんな場合は、依頼先を変更するのもありです。
中長期的にみると、依頼先を変更したほうが得なケースも多々あります。
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