司法書士の山口です。
今日は、支払督促(しはらいとくそく)について。
・カードやローンの返済を払ってない
・家賃を滞納している
・未払いの携帯料金がある
このように、未払い金の回収で使われるのが支払督促。
未払金の回収には、裁判所に「訴える」以外に、支払督促という方法もあるわけです。
↑これが実際の支払督促↑
裁判をやるのは時間も手間もかかる。
その場合に「まず支払督促で…」というイメージが分かりやすいかも。
スピーディーに、簡単に、債務名義がとれるのが、支払督促の特徴。
裁判所へ支払督促の申立てをすると、書類審査のみですぐに発布。
支払督促を受け取った人が、異議申立てをしなければアウト。
裁判を行ったのと、同様の効果が生まれます。
つまり、裁判で「未払い金を支払え」という判決が出たのと一緒ということ。
裁判所のお墨付きの支払命令が出たということのです。
ポイントは、支払督促が確定すると、給料や口座に差押えが可能になるということ。
だから、もしあなたに送られてきたなら「ヤバイ書類」というわけです。
ただの督促書じゃない。
差押えできる書類になるのです。
差押えとは、強制回収が認められること。
銀行口座やお給料から、お金が取り上げられます。
差押えは、以前のブログでご紹介していますので、ご参照下さい。
よく債務整理の現場で見てて思うこと。
それは、受け取った人が支払督促の危険に気づいてない(゚Д゚;)
よく内容を分かっていないし、差押えにつながると予想もしてない…
支払督促が届いた場合の対応をレクチャーしましょう。
支払督促が到着したら、2週間以内に督促異議の申立てができます。
これポイントです。
この期間内なら、未払い金の返済も普通の条件で和解できます。
督促異議を出さないと、次は仮執行宣言付き支払督促が送られてくる。
これにも応答をしないと、支払督促が確定。
こうなると、貸主は強気になる。
もう差押えできる印籠を手に入れたので、良い条件でなければ和解する必要もないのが理由です。
「支払督促が届いてから2週間内に動く」これポイントです。
自分で対応するのが難しい場合には、当事務所までご連絡ください。
ただギリギリだときついので、早めにお願いしますね( ;∀;)
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