司法書士の山口です。
今日は、任意整理でよくある質問をご紹介します。
過去のブログを交えながら、まとめてみました。
各Q&Aを詳しく知りたい場合は、□マークの過去ブログをご参照ください(^^)
(Q&A一覧)
①任意整理をするとどんな効果がある?
②任意整理できるか?目安を知りたい
③任意整理した場合のデメリットは?
④本当に任意整理はできるの…?
⑤妻(夫)のカードはどうなる?
⑥自宅や職場に任意整理の連絡はいく?
⑦今組んでいる車や住宅ローンへの影響は?
⑧任意整理をして払えなくなったら?
⑨仕事に影響はありますか?
⑩役所や裁判所など公的機関に記録は残る?
⑪1年でどのくらいの人が任意整理してる?
⑫いくらぐらい任意整理費用はかかる?
⑬費用は分割払いできますか…?
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Q.任意整理をするとどんな効果がある?
A.利息・リボ手数料をカットし、月々の返済額を見直します。
・リボ払いが終わらない
・今月の返済ができない
・自転車操業になっている
同じように返済しても終わりません。
こうした場合にいったん現在の支払いをリセット。
任意整理をして、支払いが終わるような環境に変えます。
以下が、任意整理の特徴です。
・利息やリボ手数料の支払いはなくす
(その分、元金に支払いがあたるようになる)
・いったん現在の支払い方法を白紙にする
(月々の返済額を見直す)
Q.任意整理できるか?目安を知りたい
A.今残っている借金を5年前後で払えるかが1つの基準です。
例えば、300万の借金なら、300万円÷60回(5年)=月5万円が1つの基準です。
消費者金融によっては、3年払いを求めるケースやさらに短期の場合もあります。
当事務所では無料診断(にんいせいり君)を行っています。
気になる方は、下記のにんいせいり君をご利用下さい。
Q.任意整理した場合のデメリットは?
A.ブラックリストになることです。
任意整理をすると、クレジットカードやローンカードが使えなくなります。
これは信用情報に傷がつく(ブラックリスト)によるものです。
ブラックになるのは一生ではありません。
長いケースで、任意整理の返済が終わってから5年で解除されます。
任意整理の返済中に借りれるケースや、返済が終わってから借りれるケースもあります。
Q.本当に任意整理はできるの…?
A.できます。和解書がその証拠です。
任意整理は、法律の手続きです。
司法書士や弁護士に依頼して、することができます。
任意整理が無事に成立すると、和解書が発行されます。
和解書には、任意整理で行う返済の内容が記載されています。
これが、任意整理を行った証です。
Q.妻(夫)のカードはどうなる?
A.そのまま使えます。
任意整理のブラックリストの影響は、家族には及びません。
ただし、家族カードの親カードに任意整理を行う場合、子カードは使えなくなります。
任意整理しても本人以外はペナルティないので、配偶者にも親にも子供にも影響は0。
Q.自宅や職場に任意整理の連絡はいく?
A.いきません。
カード会社は、依頼を受けた代理人(司法書士や弁護士)にしか連絡はしてきません。
してきませんというか、司法書士や弁護士以外に連絡することは禁止されています。
司法書士や弁護士は勤務先には連絡しないですし、「家族に秘密」と伝えれば家にも電話はしません。
Q.今組んでいる車や住宅ローンへの影響は?
A.ありません。
任意整理では、車のローンや住宅ローンに影響を出さずに進められます。
カード類の借金だけに絞って、任意整理できるということです。
Q.任意整理をして払えなくなったら?
A.もう一度任意整理するのが一般的です。
任意整理で払えなくなったら、もう一度任意整理を検討します。
例えば、480万円を任意整理して毎月8万円の5年(60か月)払いの場合。
2年半で払えなくなったら、残額は240万円です。
この240万円に、再度任意整理を行います。
前回の8万円よりも低い金額で、任意整理の返済額を組み直します。
Q.仕事に影響はありますか?
A.ありません。
破産の場合だと、一定期間、警備員の仕事や生命保険の募集人など制限はあります。
また、警察官は免職になったりもしますが、任意整理ではこのようなものはありません。
Q.役所や裁判所など公的機関に記録は残る?
A.残らないです。
任意整理は、公的機関を一切使いません。
これが、破産や個人再生と異なる点です。
破産や再生では、裁判所に申し立てを行うため記録は残ります。
また、破産した場合は、役所の記録にも残ります(破産されていないことの証明書)
Q.1年でどのくらいの人が任意整理してる?
A.推定1年で100万人以上は行っています。
任意整理は、皆さんが思ってるより多く行われているものです。
自己破産や個人再生だけでも、年間10万件弱は行われています。
これより軽い手続きである任意整理の件数はその10倍以上…と言われています。
Q.いくらぐらい任意整理費用はかかる?
A.カード1社2万2000円~5万5000円です。
任意整理の費用は依頼する事務所ごとに違います。
当事務所の場合は、1社2万2000円~5万5000円(税込)です。
カード1枚当たりの、借金額により変動します。
任意整理費用は事務所ごとに違いますので注意しましょう。
高い事務所では、1社8万、10万、12万などのケースもあります。
ちなみに、高い事務所だから、任意整理の効果が高いわけではありません。
(同じ効果か、それ以上の効果を出す自信はあります)
Q.費用は分割払いできますか…?
A.できます。
任意整理費用を、一括で用意する必要はありません。
依頼後に、分割払いでの清算となります。
分割払いが始まる前から、任意整理の手続きは開始します。
そのため、今支払っているカードの返済も止まります。
つまり、「費用の支払いとカードの返済はかぶらない」ということです。
①任意整理の依頼
②各カードの支払い停止
③任意整理の費用の支払い(分割)
④費用の分割払い完了
⑤任意整理の返済スタート
基本的にはこのような流れとなり、出費は最小限に抑えます。
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