オリジナル小説 コトダマ レインボー 2話 | kanaerukaiのブログ

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タイムボカンシリーズの考察や、二次創作を書いていきます!
好きなシリーズは、ヤッターマン、ゼンダマン、イタダキマンです

これからケロロ軍曹の二次創作も始めます!
夏美&ギロロペアをくっつけたい
原作ガチ勢なのでそこんとこよろしく!!

来奈は毎日優の顔を見るために家に通っていた


ベットの横にはパソコンがあり、博士が必死に処置をしている


来菜はベットの横にあった椅子に座った


優は冷や汗をかきながら、苦しそうなにねむっている


来奈はタオルで優の汗を吹く


(僕は優さんのために何をしてあげられるのだろう?


つらい過去を抱えながら、前に進んでいる優さんを僕は好きになった。


思いを伝えてこれから距離を詰めていけたらと思っていたのになんでこんな事に?)


来菜は優の手を握りしめる


すると来奈は、シュルシュルと優の中に引き込まれた


そこは薄暗く、なにもない、孤独な場所だ


「ここはどこなんでしょう?優さん、優さんー」 

来奈は必死に叫び優を探す


目の前に体育座りでうつむいてる、ボブの女の子がいた


「優さん、よかった」

来奈は優に駆け寄る


「良かった無事で、さあみんなのいるお家に戻りましょう?」

来奈は優に手を差し出す


「ーっ」

優はうつむいたまま泣いていた


「優さん、大丈夫ですか?どこか痛いのですか?」

来奈はしゃがみこみ、優の肩に手を掴む


「私は戻らない」

優は目に涙をうるめる


「えっ?どうしてですか?」

来奈は優を見つめた


「前のデールのことだって、私を作った人から、デールにつながったわけだし。私が原因でエリアは暴走してしまった。


前は操られてみんなに迷惑をかけたし、今は昏睡状態。」

優は目をそらす


「私がいるとトラブルが起きてみんなを不幸にさせてしまう。私はずっとここにいたほうがいい」

優は立ち上がると、せつなそうに笑う


来奈は優に後ろから抱きつく


「僕は、相手に触ると黒いエネルギーが伝染して相手をモンスターにしてしまうのに


ふてくされたり、嘆いたりせずに『力があるおかげで人に触れられる喜びを知った』って笑顔で言える優さんが好きです。


僕も自分の力不足を嘆いたりせずに前向きにいきたい。優さんみたいになりたいと思えた」

来奈は優に語りかけた


「優さんは僕の人生を変えてくれました。


そんな誰より優しくて、人の痛みがわかる優さんといて不幸だと思う人はワードエンジェルにはいないですよ」

来奈は優の顔を覗き込む


「もう私に構わないで」

すると優の周りに透明の壁が現れた


「優さん、優さん」

来奈はドンドンとグーで壁を叩く


(だめだびくともしない、やっぱり力のない僕じゃ優さんを助けられないのか)

来奈は歯を食いしばる