オリジナル小説 大好きなあの人 19話 | kanaerukaiのブログ

kanaerukaiのブログ

タイムボカンシリーズの考察や、二次創作を書いていきます!
好きなシリーズは、ヤッターマン、ゼンダマン、イタダキマンです

これからケロロ軍曹の二次創作も始めます!
夏美&ギロロペアをくっつけたい
原作ガチ勢なのでそこんとこよろしく!!

あれから、春と真央はお互いに復縁の情報を共有したり、アドバイスをしあっていた


「あれから、感謝をたくさん伝えたり、あるものに目を向ける事を意識していたらなんとなく運気も上がってきたみたい。


毎日ノートに良かったことを書き出すようにしているの。


咲久がいないという不足に目を向ける事が少なくなった気がするわ!」

真央はキラキラした笑顔を浮かべる


「結局、いきなり言われてもピンクの服の人が何人いたかはわからない。


けど意識を向けていれば探すことができる。


ポジティブ、ネガティブも結局はどっちにフォーカスを当てるかなんじゃないかな?」

真央は春をみた


春はうつむいたまま黙り込んだ


「元気ないな?どした?」

真央が背中を叩く


「あれから咲久とは、下校時間が合わなかったり、登校する時も合わないし、ラインも既読だけ。


あのときはいい感じだったのに、焦っちゃう」


春はそそくさと歩いていると電柱にぶつかる


「あーもう最悪だあ」

春はおでこをおさえた


「大丈夫?私は家がすぐ横だからよく話すけど。まぁまぁ、焦っても仕方ないよ」

真央が春の顔を覗き込む


(それはそうだけどうかうかしてられない。


まだ2ヶ月しか立ってないのに、真央さんは見た目とかそういうのじゃなくて、オーラ?がまるで別人。


このままじゃ咲久は真央さんに取られちゃうかも)

春は汗をダラダラ垂らす


「ねえ春ラーメン食べてこうよ」

真央はラーメン屋さんののれんをくぐると中に入った


中はカウンター席だけで木製のテーブルや椅子が並んでいる


2人が席につくと、真央がお冷を継いでくれた


「ありがとう」

春はお水を飲んだ


すると春は自分のをついで飲み始める


(お冷次ぐだけじゃなくて、私のを先についでくれたんだ)

春は真央をみた


ラーメンが来ると、箸は春側に立てておいてある


「あっお箸取ってもらっていいかな?」

春が聞く


「はい」

真央は割り箸を持ちて側を向けて、聞き手の方に渡してくれた


(すごいお箸渡すだけなのに、こんなに細かい気配りができるなんて)

春は目を細めて笑う


すると定員さんが取り皿を持ってきてくれる

「はい一口どうぞ」

真央は自分のラーメンを少しよそって渡してくれた


「ありがとう、私のもどうぞ」

私はもう一つの取り皿に自分のラーメンをいれて渡す


「おいしー」

二人はお互いのラーメンをすする


(そっかこのために、注文の時に頼んどいてくれたんだあ)

私は目を輝かせた


お会計を済ませると

「あー美味かった」

と真央はお腹を叩く


(真央細かい気配りとかできてすごい素敵だったな。


真央はどんどん自分を変えようとしてるのに、私は落ち込んでばかりで何も変える気になれない。


だめだなあー、こんな私なんか咲久にはふさわしくないのかもしれないな)