躍進するFOSSA CHOCOLATE | 世界のチョコレートと旅暮らし手帖

世界のチョコレートと旅暮らし手帖

1粒で幸せになるチョコレートの世界。美味しい魅惑のチョコレートを求めて、様々な地に訪問する筆者の仕事レポートと、ショコラ会等イベント情報のお知らせなどをお伝えします。

フォッサチョコレートはこの夏に工房を移転しました。急成長が止まらないフォッサチョコレート。イリナ・ジェイ・チャリス3名だったteam の写真が6名増えています。

今一緒に仕事をしていてとても楽しいメンバーです。

上段左から JAY  Yilinaa Charis (Co-founder)

下段左から Yen Sabrena Vanness

フォッサチョコレート

チャリス・ジェイ・イリナの3人によって創立した、
シンガポールのBean to barチョコレートブランド。

彼らが初めて感銘を受けたのが、マダガスカル産カカオを使ったチョコレート。
ブランド名の「FOSSA」は、マダガスカルに生息する動物から名づけられました。

カカオの各産地を活かした豊富なラインナップ。素材の風味を熟知しその最大限の魅力を引き出す天才だと思います。

 

彼らカカオやチョコレートに対する考え方をシェアします。→こちらを要約

“Enjoy the deep flavours and complexity of craft chocolate, made using ethically sourced cacaos from around the globe. ”

世界中からエシカルなカカオを使用した、クラフトチョコレートの深い味わいと複雑な味わいをお楽しみください。-fossa chocolate 

 

OUR MISSION- 私たちの使命

私たちは、透明性、責任、そして最も重要なサステナビリティ(持続可能性)という点において、私たちと同じ価値観を共有するパートナーと協力することで、ビーントゥーバーチョコレートはより美味しくなると信じています。

1つのチョコレートバーを作る毎に、私たちはBean-to-Barの旅に持続可能な実践を取り入れることを目指します。

 

ETHICAL SOURCING-倫理的調達

伝統的なカカオ農園では通常、広大な森林を切り開いてカカオの木だけを大量に植えるモノカルチャー(単一栽培)でカカオを栽培します。このような農法は、短期的な利益を最大化する一方で、森林伐採や焼畑を助長し、土壌侵食や生物多様性の損失を招くなど、環境を犠牲にしています。
Fossa Chocolateでは、アグロフォレストリー(カカオの木を他の木や食用作物と一緒に栽培し、野生動物が自然の生息地で暮らせるようにすること)に取り組んでいる生産者からカカオを調達することを重要視しています。これは自然環境の保護に役立ち、長期的には農家の生産性をより持続可能なものにし、地域社会にとっても重要なことなのです。

私たちは会社設立以来、私たちと同じように環境を大切にする世界中のカカオ生産者や農家と密接に連携してきたことを光栄に思っています。私たちのパートナーシップが長く続き、農家の生活・労働条件が継続的に改善されるよう、私たちは調達したカカオに対して商品価格以上の対価を支払っています。これにより、農家は健全な賃金を得ることができ、その結果、収穫量だけに集中するのではなく、カカオの風味を育てるために多くの時間を割くことができるのです。