★7月の映画観賞★ | ともちゃんの食と旅日記

ともちゃんの食と旅日記

神奈川県在住の派遣看護師です。

☆ネタバレ含む感想あり。

YOLO 百元の恋
フェラーリ
先生の白い嘘
ブリーディング・ラブ はじまりの旅
大いなる不在
メイ・ディセンバー ゆれる真実
キングダム 大将軍の帰還
逃走中 THE MOVIE
怪盗グルーのミニオン超変身
あのコはだぁれ?
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
デッドプール&ウルヴァリン
もしも徳川家康が総理大臣になったら
このろくでもない世界で

YOLO 百元の恋
日本映画「百円の恋」(2014)を中国リメイク。「百円の恋」の脚本家と監督・プロデューサーも監修として参加。「YOLO」はアメリカ公開時のタイトルで「You Only Live Once」の頭文字をとった「人生は一度きり」という意味。『こんにちは、私のお母さん』で監督、脚本、主演を務め全世界興行収入約900億円を記録したコメディアンで俳優のジア・リンさん。約1年メディアから姿を消して撮影とトレーニングに専念、元々80キロを100キロ超にして50キロ減量、エンドロールで減量日記が流れ、ダイエット本も爆売れ中。日中の共同製作協定締結以降、リメイクが加速する中、全てが桁違いの映画大国。公開からわずか1週間で約544.8億円。わずか8日間で国内リメイクされた日本映画における最高興行収入記録を達成。全世界累計興行収入は約740億円。2024年の世界興行収入4位。
監督・主演 ジア・リン
感想〜人生一度きりなら、残りの人生をどう生きたいかな。ストーリーではなく役者魂に涙した。

フェラーリ
イタリアの自動車メーカー・フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリを描いたドラマ。ブロック・イェーツの著書「エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像」を原作に、私生活と会社経営で窮地に陥った59歳のエンツォが起死回生をかけて挑んだレースの真相を描く。
監督 マイケル・マン

感想〜『フォードVsフェラーリ』でも製作を担った監督、構想30年のこだわりが伝わる。子供5人を含む観客9人が巻き添えになって亡くなったミッレミリア事故のリアル再現が衝撃。以外は破綻した夫婦と不倫の行く末を見守るのみ。こんな人かと思ったら愛人宅のやり取りでげんなり。しかも前年に実子が亡くなっているというクズ男。存命中は認めないでと交渉した妻にスカッとした。


THE MOON
たった1人で月面探査ミッションに挑む新人宇宙飛行士の奮闘を描いたSFアドベンチャー。
監督・脚本 キム・ヨンファ
感想〜突っ込みどころはあるが久々の韓国SFなので良し。

先生の白い嘘
男女間の性の格差を描いて反響を呼んだ鳥飼茜の同名漫画を実写映画化。自らの性に対して抱える矛盾した感情や、男女間に存在する性の格差に向き合う女性の姿を通して人の根底にある醜さと美しさを描き出す。
監督 三木康一郎

感想〜インティマシー・コーディネーターを希望した俳優に対して監督が断った事。説明なくサイトのあらすじが変更されていたり、パンフレットの発売延期など製作や配給会社側の認識を問いたくなる事態に発展した。猪狩蒼弥「HiHi Jets」ファン層だけでなくR15+とは思えない性暴力描写。風間さんの場面は気分悪い。元ジャニの性加害問題と重なるし、アイドル起用で明るい番宣をされると胸糞悪い。監督作が今年4本も公開される邦画に慎重さを感じない。


ブリーディング・ラブ はじまりの旅
実生活でも長年連れ添った妻との離婚や再婚によって娘との親子関係に問題を抱えていたユアン・マクレガー。クララがユアンとの親子間の問題や大切な記憶を、同世代の女性脚本家達と共にオリジナルストーリーとして描き、父と娘の愛と回復への旅を綴ったドラマ。
監督 エマ・ウェステンバーグ

感想〜96年のトレスポ旋風から20年後の未来を描いた続編(2017)を演じたユアン・マクレガー。本作では娘が依存症役を演じて初共演。現在の関係性が滲み出てる。


大いなる不在
第71回サン・セバスチャン国際映画祭のコンペティション部門で藤竜也がシルバー・シェル賞(最優秀俳優賞)を受賞。第67回サンフランシスコ国際映画祭では最高賞のグローバル・ビジョンアワードを受賞。監督の故郷の北九州市内や施設でロケ敢行。
監督 近浦啓

感想〜認知症になる前後に関係なくどうこうするのが難しい人もいる。演技力と相まって色々と考えさせられた。


メイ・ディセンバー ゆれる真実
1996年にアメリカで実際にあったスキャンダルを題材にしたサスペンスドラマ。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。第81回ゴールデングローブ賞で作品賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞、第96回アカデミー賞で脚本賞にノミネート。
監督 トッド・ヘインズ

感想〜事実と真実は違う。記憶と事実は違う。真実は人によって違う。全てを揺さぶられる。ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアの怪演にどっぷりハマる。

36歳女性と13歳少6男子との不倫、獄中出産、仮釈放時に2人目妊娠、2005年結婚。2018年に離婚、2020年に58歳で病死。

キングダム 大将軍の帰還
原泰久の同名漫画を実写映画化した「キングダム」シリーズ第4作。
監督 佐藤信介
感想〜連載中、既刊72巻。王騎最期(16巻)が鬼滅とだぶり胸熱。もっと信が見たかった。
さぁ、夏休みムービー祭りの幕開けです。

逃走中 THE MOVIE
2004年からフジテレビ系で放送が開始されたバラエティ番組「逃走中」。ハンターから逃げた時間に応じて賞金獲得、つかまれば賞金ゼロという基本ルールで、様々な戦略も問われ、数多くの芸能人達が挑戦してきた番組をグループ「J01」川西拓実、木全翔也、金城碧海、「FANTASTICS」佐藤大掛、中島颯太、瀬口黎弥、芸能人逃走者らをキャストに迎えて映画化。
監督 西浦正記

感想〜キャラ大量投入でお祭り感ないのはもったいない。混ぜ込みストーリーの末にリセットボタンて何、ラストはスカッと盛り上げて欲しかった。子役の川原瑛都君を起用して話せなくなった役って無駄遣いが過ぎる。


怪盗グルーのミニオン超変身
ユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・スタジオによるアニメ「怪盗グルー」シリーズ長編第4作。
監督 クリス・ルノー
感想〜吹替観賞。キャラを楽しむのみ。

あのコはだぁれ?
夏休みの補習授業中の教室を舞台に、そこにいないはずのあのコが巻き起こす恐怖を描き出すホラー映画。
監督・原案・脚本 清水崇

感想〜覚悟してた満席観賞、過去一うるさかった。10代の感性に触れさせていただきました。予想通りの前作回収、家族再集結でまたあの場面を見ることになるとは。気色悪さと笑いのバランス最高。


フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
人類初の月面着陸にまつわる噂をモチーフに、奇想天外な極秘プロジェクトの行方をユーモラスに描いたドラマ。
監督 グレッグ・バーランティ

感想〜スカヨハとテイタムのラブコメにホッコリ。計画が奇想天外なら実施は荒唐無稽だけど、米政府は宇宙人と協定締結しているから失敗するはずがないけど。1969年7月、人類初の月面着陸から55年。米は日も絡むアルテミス計画が進行中。『ファースト・マン』『ドリーム』と本作、ソ連のソユーズ計画や月や宇宙などWikiで予習。改めて宇宙開発競争の歴史は面白い。もしも米ソが協力していたら月に人間が暮らしていたのかな。もしも日ソや世界が協力していたら平和の可能性が無限大に広がっていたのかな。現実にできなかったもしも妄想は尽きない。


デッドプール&ウルヴァリン

マーベルコミック原作「デッドプール」シリーズ第3弾。

監督 ショーン・レビ

感想〜20世紀FOXがディズニーに買収されて初、ついにMCU融合。まさかのヒュー・ジャックマン復活、嬉しい。ギリギリとは思えない自虐と下ネタに笑った。


もしも徳川家康が総理大臣になったら
2021年に出版された同名ビジネス小説、AIで復活した偉人達による最強ヒーロー内閣の活躍を描いたコメディ映画。
監督 武内英樹

感想〜コロナ禍の初動を誤った首相官邸でクラスター発生、首相急死。もしも病死だったら五輪やってたかな。奇想天外の設定にもしもが止まらなくなる。将来的なAI内閣の為に信頼できる技術開発に税金投入したい。


このろくでもない世界で
荒んだ毎日を送る少年と裏社会に生きる孤独な男の運命が交錯する様子を描いた韓国発のクライムドラマ。第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品。
監督・脚本 キム・チャンフン

感想〜とことん救いがない韓国ノアール。絶望しかない。この世界で生きるか死ぬか、それが難題だ。