重大なネタバレが含まれています。ドラマ(6シーズン 全52話)を見てからお読みください注意

 

ダウントンアビー好き向けのマニアックな内容かもしれせんよだれ

 

前回↓からの続きです。

 

以下が映像で今回は5:10秒くらいからです。

シーズン1の1912年から1923年に。10年以上経ち30代になっても変わらないどころか相手への暴言だけでなく、その場にいる第三者も巻き込んで被害を拡大させる力を身につけるレイディ・メアリー不安

 【その30/S4E9 3分頃】

ロンドンのお屋敷にて、レイディ・グランサムの母コーラから、部屋数が足りないことに、

Cora: Perhaps you could share with Edith?
イーディスと同じ部屋はどうかしら?

 

Mary: You're joking.

冗談でしょ。

 

Cora: Well, someone may have to sleep on the top roof, with the servants.

(イーディスとの相部屋が嫌なら)じゃあ、誰かさんは屋根裏で寝るしかないかしら、使用人と一緒にね。

Mary: I'd rather sleep on the roof than share with Edith.

イーディスと一緒になるくらいなら屋根裏のほうが全然ましよ。

【その31/S4E5 35分頃】

よほど妹レイディ・イーディスを嫌っているのか、それともただ人として見下しているのか。ある晩、盛大なパーティ含めた貴族生活に馴染みきれないと弱音を吐く元使用人で運転手だった、トム。

 

Tom: It made face the fact I'm living where I don't belong.
(いつもこの家では余所者な気がして) 属さない場所にいるという事実を突きつけられたんだ。

トムに同情するレイディ・イーディス。
Edith: Welcome to the club.

私だって同じよ。

 

welcome to the club で怒りや悲しみになど不満を発した人に、辛いのはあなただけじゃない、皆一緒、と言うのを皮肉を使って伝えてます。

    club は同じ趣味・考え・活動をする人が集まるグループのことから、同士という意味にもなります。

    theは何かしらの特定、ここでは↑でトムがwhere I don't belong to に対して、自分もそのwhere=the club に既に属してますとかけてます。

 

Mary: Oh, stop mourning.

はあ、メソメソするのは止めてよ。

トムの泣き言はスルー、妹には間髪入れずバッサリ切るレイディ・メアリーナイフ

 【その32/S4E6 34分頃】

贅沢な暮らしを保つ助けをしてもらえると思い込み、実際は差し迫る国民の食糧問題に関する調査が趣旨だったと知り、宛てが外れた(と勝手にがっかりする)レイディ・メアリー。

 

友人イブリンの上司でもある労働者階級(とここも思い込んでいる)の役人で、初対面のチャールズ・ブレイクにイブリンが困ることを顧みず癇癪を起こします炎

Mary: And doesn't that seem mean-spirited?

(主に貴族の土地所有者らのことを考えないことは)それって酷いことなように思えなくて?

 

seemは話者にとって確たる証拠はないけれどそう思えるから、ここでは私はそう思えるけど、あなたはそうじゃないの?くらいの感じ。

 

Charles Blake: Mr. Lloyd George's more concerned with feeding the population than rescuing the aristocracy. 

That doesn't sound mean-spirited to me.
(首相の)ロイド・ジョージ氏は貴族の救済より国民を食べさせることを懸念されています。

それは酷いことのようには私には聞こえないですが。

 
soundは聞こえるですが、ここでは音そのものではなく意見(ロイド・ジョージの懸念)は悪いことのように聞こえない(感じない)です。
 

Mary: ...

ポカンとするレイディ・メアリー。全く国民のことは頭になく、ブレイクの言うことが理解できてないようあんぐり
 
事前にイブリンからはっきりと、今回は領地の窮状調査と査定が趣旨と伝えられていて、家に招かれてその間に我々(役人)から多少の知識や情報を得るくらいなら、だったのが、
貴族の救済に来たと頭の中で変換したレイディ・メアリー。
 
その暴走に巻き込まれたイブリンが口を挟みます大泣き
 

Evelyn: I'm afraid you may find us disappointing guests if you want us to stay up till two in the morning being witty.
どうやら我々は招かれざる客だったかな。翌朝の2時まで起きて君を楽ませるのがお望みだとしたら(それは間違いだよ)。

 

wittyは知性を使って人を楽しませること。

Mary: Don't worry, I don't expect Mr Blake to be witty.

そんなことはありません、ブレイクさんに機知を期待してませんから。

 

そこへメアリーの父ロード・グランサムのロバートが挨拶に来ます。

Robert: How long will you be with us?

ここにはどのくらいで予定で?

 

Charles Blake: Until our job is done and we can write a report.
仕事を終わらせ報告書を書けれるくらいまでです。

 

(少し飛んでレイディ・グランサムのコーラが)

 

Cora: You know it's Robert's birthday.
今日はロバートの誕生日(会)なの。

 

Mary: So you must try to be witty tonight, Mr Blake. After that, we'll lower our expectations.
なら今夜(の誕生会で)は機知をみせる努力をなさって、ブレイクさん。それ以降、期待することはいたしませんから。

lower expectationsは事前に期待していたものが違ったことで、評価などを下げること。
expectationsに機知だけでなく、遠回しに色々がっかりしたからもうあんたは用無しよ、と含めて毒を吐いているようですヘビ

【その33/S4E7 9分頃】

生まれてから毎日贅沢しているレイディ・メアリーは、役人(チャールズ・ブレイク)に、

我々貴族のこれまでの生き方を理解(し、そしてそれが変わらぬよう対応)するべきだと訴えます。

(ちなみにその前に調査への時間が押していると言っている高官のチャールズの言葉を完全無視、人の都合にはお構いなしに話し出すレイディ・メアリー不安)

 

あまりの時代錯誤な貴族意識に対してチャールズの回答は真摯に答えても無駄と思ったのか、

Charles Blake: They think nothing needs to change. God would be upset if the old order were overturned?

(君を含めた貴族の)皆さんは何も変わる必要はないと思っている。これまでの習わしを覆せば神が怒るとでも?
 

youではなく婉曲でtheyを使っているようです。

 

・orderはここでは特定の秩序、つまり貴族の習わし

 

Mary: You DON'T think he WILL be.
あなたはそうならないとお思いのようね。

 

さらにこの映像ではカットされていますが、この後のシーンでも終始冷静なチャールズに、怒りに任せて思い込みから発言を捏造、

Mr Blake was saying he finds people like you and me infuriating

ブレイクさんがあなた(イブリン)や私のような存在(貴族)が非常に不愉快だ、とおっしゃったの。

 

とレイディ・メアリーはぶつけ、イブリンを2回目の巻き込み事故に遭わせます驚き

【その34/S4E7 27分頃】

その33の後の夕食会前、レイディ・グランサム(母コーラ)とレイディ・メアリー、チャールズ・ブレイクの三人だけでの食事となり、

チャールズ・ブレイクが『Don't be afraid 』と言ったことに対して、

Mary: But we're afraid! How can brainless dullards like us ever hope to entertain Mr Blake?

でも不安ですわ!私達のような脳なしの冴えない人間がブレイクさんをおもてなしできるかなんて到底思えないもの。

 

dullard=a stupid person 

Cora: Mary!? That sound a little rude?

メアリー!?失礼ではなくて?

 

間抜けの一員にされ巻き込まれたレイディ・グランサム驚きハッ

 

Charles Blake: I can take it.
私は平気ですよ。
 

I can take it はここではフレーズで、どんなに嫌なことを言われたり苦痛を受けても、受け止めますよ。という意味。

 【その35/S4E9 50分頃】

とある計画で嘘をつくことに、

 

Cora: I hate to lie.
嘘は吐きたくないわ。

Mary: I'll do it. I don't mind lying.

私がやるわ。嘘を吐くことを何とも思わないから。

 【その36/S5E1 39分頃】

Mary: Tony. I do love you, you know. In my cold and unfeeling way.

トニー、あなたを本当にお慕いしているの。私なりの冷たく無感情な表現でね。

こんなに私がつれなくしても貴方は私に夢中なんでしょ、と言っているようですひらめき

【その37/S5E2 24分頃】

険悪だったレイディ・メアリーにささいなことでなぜか夢中になり、そしてあっさり振られて放置されていたチャールズ。

 

Charles Blake: I haven't seen you for ages?

もうずっと会ってなかったね?

Mary: Have I neglected you? I'm sorry.

おろそかにしていたかしら?それは失礼。

 

今日はここまでです。少しでも英語理解のお役に立てれば幸いですにっこり

 

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