重大なネタバレが含まれています。ドラマ(6シーズン 全52話)を見てからお読みください注意
 
ダウントンアビー好き向けのマニアックな内容かもしれせんニコニコ
 
レイディ・メアリーの高慢な言葉の数々が、10分間に渡って集められています不安
 
 前回②下矢印からの続き

 

以下が映像で、今回は2:10秒くらいから訳してます。

【その14 /S1E5 28分頃】
ロンドンでレイディ・メアリーの品位に関しての噂が出回っていたため、焦った母でレイディ・グランサムのコーラは、レイディ・メアリーに父親程の年齢が上の男性と夕食会をセッティングすることでお見合いをさせようとします。
 
レイディ・メアリーはそれを聞いて怒ります炎
Mary: Mama, not again! How many times am I to be ordered to marry the man sitting next to me at dinner!?
お母さま、もうよして!あと何回私は結婚しろと命じられて夕食会で男性の隣に座らされるの!?
 
Cora: As many as it takes.
     結婚するまでよ。
 
これはas many as it takes you to get marriedの省略でしょうか。
 
かなり強引ですが、何もできない傷物の噂を持ったわがまま貴族令嬢にこれからも贅沢な生活を送らせるには、同様に世間知らずの母親にはこれくらいしか方法が他に思いつかないようです。
 
【その15/S1E3 9分頃】
1913年のこの年、アルメニアのオスマン帝国からの独立についての話題を知らなかったレイディ・メアリーに、また止めとけばいいのに妹レイディ・イーディスが口撃、
 
Edith: Don't you read the papers?
   新聞を読まないの?
 
それに対して、
Mary: I'm too busy living a live.
    (あなたと違って)私は色々と忙しいの。
【その16/S1E5 1分頃】
末妹のレイディ・シビルが未亡人の叔母のことを、お一人でお可哀想に、と言うと、いきなりすごい顔↓で反論。
Mary: All alone, with plenty of money, in a house in Eaton Square? I can't imagine any better.
イートンスクエアのお屋敷でお金に困らないで独りぼっち、それ以上の生活って?
 
all alone はここでは家族など一緒に住む人がいない、孤独なとも言える表現。
 
・Eaton Squareはロンドンの一等地。日本で言うと皇居近くの高級住宅地。
 
用意された衣服に身を包み、セッティングされた贅沢な朝食を食べつつ、メアリーは世間のしがらみにうんざりしての言葉でしょうか。
 
メアリーの言葉の意味をわかってか?いきなりキレるロバート(似た者親子)。
 
Robert: Really, Mary, I wish you wouldn't talk like that. 
      本気か、メアリー、そんな口の聞き方はよしなさい。
 
I wish you wouldn't は〜をしてくれなかったらよかったのに→今後もするな→するな。
 
この後のシーンカットされていますが、ドラマ本編ではロバートにすごくムカつく返事をレイディ・メアリーはします。
 
『It can't come soon enough for me.』
    その日が待ちきれないくらいよ。
 
これはほぼまるごとフレーズで、直訳すると、
『It (叔母のような金持ちのぼっち生活)がすぐに起きる(叶う)ことはなさそう』
 
なかなか起きないことや、起きるとみこみがないことが早く来るようものすごく望むこと。
 
canは何かを想像する時の表現にもよく使われます。

 

【その17/S1E5 30分頃】
↑その14の続き。冴えない中年男とでも結婚しなくてはならないのは、damaged goods(傷もの)だからと母親に言われ傷つく自分を隠す為か、妹のことをディスるレイディ・メアリー。
 
Mary: Why not concentrate on Edith? She needs all the help she can get.
(傷ものの私より)イーディスに力を入れたら?あの子こそ助けがないとどうもならないわよ。
 
それを聞いての母、レイディ・グランサムの表現。
 
この後のシーンもカットされていますが、レイディ・グランサムが、『そんな酷いこと言わないの。あなたの持っているものに比べたらイーディスは(結婚への)条件が少ない(fewer advantages )方なの』、とたしなめると更に、レイディ・メアリーは、
 
Fewer? She has none at all
少ないですって?何にも(いいもの)なしでしょ。
 
と妹を酷評します驚き
【その18/S1E5 36分頃】
その後での夕食後後、レイディ・イーディスを人前で攻撃するレイディ・メアリー。(何気に二人の間に女性が一人座ってます)
 
Mary: Poor Edith, I'm sorry, cousin Matthew's proved a disappointment to you.
可哀そうなイーディス、残念ね、マシューさんにつれなくされて。
 
Edith: Who said he had?
   誰から聞いたの?
 
Mary: Matthew. He told me. Oh sorry. Wasn't I supposed to know?
マシューよ。彼から聞いたの。あらごめんなさい、知ったら駄目だったやつかしら?
 
(シーン少し飛んで、イーディスが母親に褒められて面白くないレイディ・メアリー)
 
Mary: Spare me your boosting, please.
     そのうぬぼれ顔お願いだから止めてちょうだい。
 
Edith: Now, who's jealous?
   あら、悔しいのは誰?
 
Mary: Jealous? Do you think I couldn't have that old booby if I wanted him?
悔しいですって?あんな間抜けな老いぼれその気になればいつだって落とせるわ。
 
have は手に入れるから、ここでは落とせると言う意味。
・booby は間抜けな人間。
 
Edith: Even you can't take every prize.
   なんでもかんでも手に入れれないわよ。
 
take a prizeprizeが勝つともらえる賞金やトロフィーで、勝負に勝つこと。
“いくらお姉様でもいつも勝てるわけじゃないのよ”、に言い換えてもです。
 
Mary: Is that a challenge?
   勝負する?
【その19/S1E5 46分頃】
マシューに振られたことを笑いに来た妹の服を見て。
Mary: I'll admit that if I ever wanted to attract a man, I'd steer clear of those clothes and that hat.
そうね、男性の気を引きたかったらその服と帽子には一切近づこうとはしないわね。
 
steer clear of は船の舵(steer)で障害物をよけることから、何かを避けること。
 
Edith: You think yourself so superior, don't you?
   本当に自分が上でだと思ってるのね。
 
それに対してすごいため息?を出してそのまま立ち去るレイディ・メアリー。
【その20/S1E6 14分頃】
息を履くように使用人William にも毒を履くレイディ・メアリー。
William: Best job in the world.
    (馬の世話は)自分にとって何よりも一番の仕事です。
 
Mary: Then why did you leave it?
   どうして辞めてしまったの?
 
William: Me mother wanted me have a chance of bettering myself.
    僕の母がよりいい仕事の機会を望んだからです。
 
Mary: As a second footman?
     (鼻で笑いながら)第二下僕になることが?
 
William: It's a good place for me, mi'lady.
    僕にとってはいい仕事なんです、お嬢様。
 
Mary: Of course it is. I'm sorry.
      ええそうよね。ごめんなさい。
 
下僕には謝れるレイディ・メアリー。
【その21/S1E7 14分頃】
マシューのプロポーズについての話し合いでレイディ・イーディスが軽くジャブ。
 
Edith: Mary can't be completely naive.
   お姉様は何も考えないではいと言えるほどおめでたい人ではないでしょう。
 
naive は無邪気に、思いをめぐらせない。
 
Mary: I don't need your help, thank you.
   あなたの助けはいらないの、結構よ。
 
今回のレイディ・メアリーのような嫌味っぽく言うthank youは黙れという意味です。

 

【その22/S1E7 56分頃】
些細な喧嘩から復讐合戦にまで発展したレイディ・メアリーとレイディ・イーディス。
 
レイディ・イーディスがとんでもないことをしたことでメアリーも恐ろしい策略を平然と執行します驚き
 
レイディ・イーディスにプロポーズをしようとするサー・ストララン。
 
なぜか都合よくレイディ・イーディスは見当たらず、レイディ・メアリーと歩いてます。
 
Mary: Of course she may have been cornered. I know there was old bore she was trying to dodge. 
そうです、イーディスは隅の方にいるんだわ。退屈な年寄りを避けようとしているんだったわ。
 
dodgeはドッジボールと一緒で避けること。
 
Strallan: Who was that?
    それは誰のことかな?
Mary: I'm not sure. He's simply ghastly apparently.
     存じないですわ。はっきりいうと身の毛のよだつ人のようですね。
 
ghastlyは不愉快、ひどく悪いなど。
 
この後の無言のレイディ・メアリーの表情に…不安
 
今日はここまでです。少しでも英語理解のお役に立てれば幸いですにっこり
 
続きはこちからからでも見れます下矢印