すごく辛くて号泣した後にふと思い出した言葉です
ドラマのネタバレにご注意ください
ダウントンアビー
シーズン6 / エピソード7 39分辺り。
浅はかなメアリー(↓左)がいつものように男のことで駄目な方の選択をした直後(今回はヘンリーへのお別れ)、義理の弟で、一家のpeacemaker 的存在 のトム(↓右)が声をかけます。
Tom: I wish you woulndn't.
そんなことするなんて。
Mary (sobbing): Do you know the worst thing? When they said it was Charlie and not Henry who was dead, I was glad! Think of that. I was glad!
(泣きながら)何が最悪だったかわかる?ヘンリーじゃなくチャーリーが死んだって聞いて、喜んだの。私、喜んじゃったのよ!
Tom: You're not seeing straight. Today brought up Matthew's death and all the rest of it. You're in a black mist.
今は混乱してるんだ。今日のことでマシューの死や色んなことを一気に思い出して。黒い霧の中にいるんだ。
・see straightは否定notがセットで、ちゃんと見えていないから、考えてられない、など。
straightはここでは歪められることなく正しく、きちんと。
・bring upはここでは眼の前に現れたように何かを思い起こすこと。
・all the rest of itはその直前に言ったこと(ここではマシューの死)に関する色んなこと。
・you're in a black mist=you're not seeing straight。
・mistは霧で、fogも霧。英語の二つの違いは
mistは1km以上見えない。fogは1km以下の視界の悪さです。
Mary (desperately): It's not what I want!
(絶望感いっぱいで)こんなこと望んでないのに!
(Tom approaches her, holding out a calming hand.)
(トムはメアリーに近づき、落ち着かせようと手を伸ばした)
Tom: You're frightened of being hurt again.
また傷つくことに怯えてるんだ。
Tom: But let me tell you this. You will be hurt again, and so will I , because being hurt is part of being alive. But that is no reason to give up on the man who's right for you.
でもこれだけ言わせて。きみはまた傷つくし、僕もだ、なぜって傷つくことも生きるってことの一部だから。だからといってその為にきみが大事な人を諦める理由にはならないんだ。
・part はここだと人生と深く繋がって離れられない一部というニュアンス。a part だとpartと比較すると分裂可能な感じ。
・give up on はここでは人やモノを手に入ることを期待するのをやめること。
give upだと、既に行動に移していて、途中でその行動を諦めること。
give up onも行動を既にしている場合でも、諦める気持ちの方を伝えている感じのようです。
・the man(guy/woman) is right for you.は他にもきみにふさわしい人だったり、表現もhe's the right guy for youなど、よく恋愛の話しで使われます。
トムのセリフ、本当に辛いですが真実ですよね
今日はここまでです。少しでも英語理解のお役に立てれば幸いです
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