言葉で気持ちを伝える | Kana's style.com

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東京都在住の京女。

今日は急遽、仕事の買い出しの為に新宿に出たので、ついでにルミネにもふらりと立ち寄ったのですが(今ルミ10期間)、全然ときめくお洋服がなかった。残念。先日MARK STYLERの展示会でつけたお洋服、早く届かないかな。

 

 

 

さて、今日はこの前意外と評判の良かった映画にまつわること。

基本アクション映画が好きな私ですが、最近何本か観た(基本的には1人飯のお供か、長風呂しながら見る事が多い)洋画アクション映画が私にハマらず、珍しく邦画舟を編む(予告動画に飛びます)を観たらものすごく良かったので、映画の中で印象に残った言葉たちを紹介します。

 


ーあらすじ(作品情報から引用)ー

出版社の辞書編集部を舞台に、新しい辞書づくりに取り組む人々の姿を描き、2012年本屋大賞で第1位を獲得した三浦しをんの同名小説を映画化。玄武書房の営業部に勤める馬締光也は、独特の視点で言葉を捉える能力を買われ、新しい辞書「大渡海(だいとかい)」を編纂する辞書編集部に迎えられる。個性的な編集部の面々に囲まれ、辞書づくりに没頭する馬締は、ある日、林香具矢という女性に出会い、心ひかれる。言葉を扱う仕事をしながらも、香具矢に気持ちを伝える言葉が見つからない馬締だったが……。

 

 

 

辞書作りに取り組む人々を取り上げた、というこの文章だけ見たらかなり地味な話に思えるのですが、それがどうしてこんなにも素敵な映画になるのでしょうか。

実は昔映画館で見た事があったのですが、今回改めて観ると、胸に残る印象的な場面が多かったので、手帳以外に、ブログにも忘備録を。

 

 

 

国語学者の松本朋佑が、辞書について語る言葉

 

ー言葉の意味を知りたいとは、誰かの考えや気持ちを正確に知りたいという事です。それは、人と繋がりたいという願望ではないでしょうか?ー

 

 

 

かなりグッと来ました。私たちには言葉がある。人や物事に興味を持つから深く知りたい。自分を分かって欲しいから想いを言葉に乗せるんです。

 

 

 

それに関連してもう一つ、主人公の馬締が

 

ー僕は相手に気持ちを伝えるのが苦手で…(略)僕の気持ちは伝わりませんし、僕も相手の気持ちがわかりません。ー

 

と話す場面で、馬締の下宿先の家主・タケばぁさんは

 

ー他の人の気持ちが分からないなんて当たり前じゃないか。分かんないからその人に興味を持つんだろう?分かんないから、話をするんだろう?ー

 

 

 

と、話します。忘れがちですが、その通り。

察して欲しいとか、なんで分からないんだろう?なんてとんだエゴでしかないし、相手が何を考えているんだろう?なんてその本人にしか分かるわけないのです。




人はそれぞれにそれぞれの〝当たり前の感覚〟を持っていて、自分の当たり前の感覚は、相手にとって当たり前ではないし、自分がいいと思うものを相手もいいと思うとは限らないし、又逆も然り。

 

 

 

だから私たちには言葉があって、話をする。

自分の気持ちは言葉に出して伝えないと、相手には伝わらない。

相手の思っている事は、本人に聞いてみないと分からない。

実際本人だって口に出してみるまでは、自分の気持ちが分からなかったりもするもの。

 

 

 

勝手に推測して、自分の中だけで終わらせるのではなく、しっかり相手と向き合う事がどれだけ大切かという事ですよね。

私たちは一人きりでは生きていけない。遊びも恋も仕事も全て、誰かとの関わりで出来ているんだから。

 

 

 

そして、主人公の馬締が香具矢を想って考えた〝[恋]の語釈 〟が

ーある人を好きになってしまい、寝ても覚めてもその人が頭から離れず、他のことが手につかなくなり、身悶えしたくなるような心の状態。成就すれば、天にも昇る気持ちになる。ー

 

 

素敵な語釈だなって思った。そして、恋ってハードル高いなぁって思った。笑

一度きりの人生で、そんな気持ちになれた事があるとしたなら、それはとても素敵な事だし、一度でも想い合えたことがあったとしたならば、それは奇跡的な事。

そして今そんな奇跡的な状態にいる人は、ずっとその関係を大切にして欲しいなって思った(一体誰だ私は)。

 

 

 

私は去年から積極的に自分の好きなもの集めをしているんだけれど(理由はまた書くね)、この映画を観て実感した、


私は言葉が好きなんだ。


だから本が好き。文章を書くことが好き。

映画の中に出てきた、辞書の紙のぬめり感という言葉を聞いて、辞書の手に吸い付いてくるような、薄く柔らかくてめくりやすい、辞書独特の感触を思い出した。小学校で辞書の引き方を習ったときに、辞書を引くのが楽しくてハマっていた時期もあったな(子供の頃から中身は根暗です私)。




本は好きだけど、電子書籍では読みません。紙の感触や匂いも含めて、本が好きなんです。

この映画を観て、沢山の好きを実感させてもらった。自分の好きを知る事は何よりも大事なことだと思う。

 

 

 

この物語はクスッと笑えるところもあり、泣けるところもあり、見終わった後に心がじんわり温かくなるような、そんな映画です。

名優さん揃いで松田龍平さんの冴えない役も見事だし、宮崎あおいさんの可愛さと所作の美しさにも心惹かれる。

心が疲れているときにも、何かを頑張りたいときにも、オススメの映画ニコニコ

 

 

 

ではでは、今日も無事ブログ書き上げた自分にホッと一息。

今日は実は忙しかったのでインスタはお休みです。

日曜にブログを上げるという決め事がなければ、ブログも危うくサボってしまうところでした。笑

決め事って大事だね。




来週はビューティー系の撮影があるので、お肌を少しでも綺麗に見せる為に、いつもより自炊を頑張った今週の私は偉かった合格

皆さんは、今週の自分を褒めてあげましたか?




来週は、週の途中にもブログあげられたらいいな(願望)!では、又ねニコニコ