【パリのお家ごはん】リヨン料理の家ごはん。 | カナルセットのおいしいしあわせ ~フランスのキッチンから~

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フランス・パリ在住。料理を研究しています。
「おいしいはしあわせ」は万国共通!
和洋中問わず、お家で作れる美味しいレシピを紹介しています。

 

 

Bonjour.

 

 

やっとパリも少しずつ温かくなってきて

お散歩日和になってきました。

(と言ってるそばから明日からまた天気は下り坂ですが・・・泣)

 


 

できるだけ天気のいい日は毎日娘を連れて散歩に出ているのですが、

先日のこと。

買い物がてら少し遠くまで散歩に行って、その帰り道でした。


 

それまでとっても機嫌がよく、一人でおしゃべりしていた娘が突然ぐずり始めます。

あ~飽きたんだな。と思って

「早く帰るからね~」と急ぎ足でベビーカーを押すも、

どんどんヒートアップする泣き声。

 


暑いのか?喉渇いたのか?と、

上着を脱がせたり、途中で止めて水を飲ませたりするも、

動き出せばまたギャン泣きの嵐。

急ぎ足を、さらに競歩並みのスピードで全力でベビーカーを押す。

もうその時の顔、ひどかったと思う。(自分でも見てみたい)

 


 

一度抱っこしたら終わり。

もうベビーカーに戻せない。

と、とにかく急いで家に帰ることに全集中していたが、

娘は泣きやむどころかもうむせかえるほどに泣いていて、

すれ違うフランス人からの目線もちらちらと感じる。

 


さすがにこれはまずい。

と、ついにベビーカーを止め、娘を抱き上げた。

少し抱っこして歩いたけど、やっぱり片手抱っこで片手ベビーカーは無理がある。

さらにこのパリの石畳。

ベビーカーの方向コントロールがすさまじく難しい。

 



数メートル歩いたところで、

「ごめんやっぱ無理だ、もう少しで着くからね、ママ急ぐから!もう少し乗ってて!」

とベビーカーに戻すと、

これでもかと再び泣き叫ぶ娘。

 

 


これはもうやるしかねぇ。

と母は覚悟を決めた。

たまたまこの日は肩から小さなバッグをかけていて、これだ!と。

ここに娘を跨がせることによって少し私の腕の負荷が減り、

抱っこ紐の役割みたいになって娘も安定する。

もちろん危ないので右腕でがっちりと抱き、

左手で荷物を乗せたベビーカーを押して歩く。

(良い子は真似しないでください案件)

 



ちょっとごめんみんな、

今片手でこのコントロール不能の石畳歩いてるから、

申し訳ないけど避けて!頼む!

と心の中で願いながら、超急ぎ足。

再び、顔はひどかったと思う。


 

途中からコテンと寝た娘。重力が増してますます重い。

そんなこんなで汗かきながらなんとか家に到着。

 


腕はプルプル。

なんのトレーニングなんだこれは。

と思いつつ、

家に着いたらすっかり目が覚めてご機嫌な娘を見て

無事に家に帰れたことに胸をなでおろしたのでした。

 

 

母は強し。

ちなみに筋肉痛が翌日に来ず、たぶん明日あたり来るだろうことに

自分の歳を感じる次第です。

 


 

 

 

 

 

   



 

 

さて、ここからが本題。(前置き長)

 

 

久しぶりにパリのお家ご飯の記録です。

 



先週末、パリから電車で2時間ちょっと南に行った街、

リヨンに行ってきました。

リヨンへは5年ほど前に一度行ったことがあるのですが、

パリと思うとゆったりしたその街の空気がとっても好きで好印象。

今回は友人が住んでいるので彼女と、我が家の娘と3週間違いで生まれた彼女の息子君に会いに。

 



当日家族3人で訪れたレストランでは

リヨン名物のソーセージや、パテアンクルート(パテのパイ包み)、

アンドゥイエット(臓もつの腸詰)などなど食べ、

夜は彼女のお家で

これまたリヨン名物、クネルとソシソンブリオッシュ(ソーセージを入れて焼いたブリオッシュ)

をいただき、リヨン料理三昧。







 










パリに戻ってきてから、記憶が新しいうちに

我が家でもリヨン料理を作りました。



まずこちら、

リヨン風サラダ。

一般的に、ポーチドエッグやベーコン、クルトンが入っているのが特徴。

これは前から大好きで、

一時期私も一人暮らしのときによく作っていました。

久しぶりに作ったけどやっぱり美味しいなぁ。

半熟のポーチドエッグにカリカリのクルトンがたまらない。

 

 

 

 



そして、

レストランでも食べた、

ソーセージとレンズマメの煮込み。

ソーセージはピスタチオ入り。これがリヨン風のソーセージなのだそうで、

リヨンのお肉屋さんで買ってきました。

レストランでは、もっと煮込みに赤ワインががっつりきいていたけれど、

私は軽く、シンプルに。

 

ソーセージが肉肉しくてジューシーで、ピスタチオがいいアクセントになっていて

とっても美味しかった!

ソーセージのお出汁を吸ったレンズマメの煮込みもとっても美味しい。

 

 

 

 



そしてクネル。

これは日本でいうはんぺんみたいな感じなのかな。

白身魚をすり身にしたもの。

なんですが、クネルはさらに、

たっぷりのバターと、ホワイトソースのルウのようなパナードと言われるもの、

クレームフレッシュという濃厚な生クリームも入るんです。

脂質----!!!!

 


これを茹でてソースをかけていただくんですが、

ふわっふわでとっても軽いので、

作り手でなければこんなに脂肪分が入っているとは気づかないほど。

いや~危険な食べ物だ。またこれが美味しいんです。

 


ソースは本来、ザリガニを用いるそうなんですが、

たまたま冷凍庫に海老の頭を冷凍したものがあったので、

それを出汁に使ってトマトピューレと生クリームと一緒に、

海老のトマトクリームソース、もとい(?)、なんちゃってアメリケーヌソースを作りました。

クネルに合うなぁ、我ながら大成功です◎

熱々にしないと、クネルの魚臭さが気になったので

これは熱々で食べるのがおすすめ◎

 

 


 

こう思うとリヨン料理って

なかなか濃厚こってり重めなものが多いなぁ。

美食の街と言われる理由がわかります。

食材がリッチ。

 

 

またリヨンに行きたいなぁ。

もっといろんな知らない料理もあるはず!

その地その地で名物や美味しいものが違って楽しいですね♩

 

 

 

 

 

 

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