【オンライン料理教室】初夏を味わう地中海料理の回。タプナードとアランチーニ。 | カナルセットのおいしいしあわせ ~フランスのキッチンから~

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フランス・パリ在住。料理を研究しています。
「おいしいはしあわせ」は万国共通!
和洋中問わず、お家で作れる美味しいレシピを紹介しています。

 

 

 

Bonjour.

 

 

4月の第1週、

イタリア、ジェノバに家族で旅行に行ってきました。

パリからは飛行機で1時間半弱。

国外なのに、国内旅行並みのフライト時間とお値段で(こちらは時期にもよるけれど)

行けるのは、やっぱりフランスに住んでいる醍醐味。

 


私、イタリアが大好きで今回が3度目だったんですが、

やっぱりイタリアいいなぁ。

 

まずご飯が美味しい。

フランスも美味しいけれど、

フランスとはまた違う美味しさなんですよね。

 

素材の味を生かした、シンプルな料理が多い。

そして今回行ったジェノバは海沿いなので、

魚介が美味しい!

もちろん日本には適わないけれど、

それでも内陸の街に住んでいる私たちからしたら

かなり新鮮に、そしてお手頃価格で食べられてうれしい限り。

 

ここぞとばかりに食べてきました。

また後日ブログにアップできたらと思います。

 

 

 



 

さて、オンライン料理教室のメニューのご紹介。

最新メニューです。

 



 

今回は、

「初夏を味わう地中海料理」をテーマに献立を組んでみました。

 



"タプナード"、皆さんご存じですか?

南仏、プロヴァンス地方発祥の、オリーブのペーストのことを言います。

フランスでは定番中の定番で、

南仏に限らず、もちろんパリでもよくレストランで見かけたりします。

スーパーにも、タプナードソースの瓶詰も売っています。

 


オリーブにケッパー、アンチョビににんにく、

そしてオリーブオイルをミキサーにかけるだけ。

たったそれだけなのですが、これが美味しくて、超万能なんです。

塩気とほんのり酸味、そしてにんにくの風味にアンチョビのうま味、

見事にマッチした美味しいペーストなんです。

 



今回、定番にサーモンのソテーと合わせます。

脂の乗ったサーモンは、しっかり目にした味をつけ、こんがりとソテー。

そこにタプナードソース。

これがね~本当に美味しいんですよ。

もうさっきから美味しいしか言ってないけど、

本当に美味しいんです。(笑)

 

サーモンに限らず、

鯛やスズキ、鯖のソテーにもよく合います。

鶏肉のソテーにもいいですね^^

 

 



 

そして、このペーストの応用編として、

イカと春野菜のタプナード炒めもご紹介します。



プリっと弾力のあるイカに、

今が旬のアスパラガスとグリーンピース、

そこに、タプナードソースです。

炒め合わせるだけなのですが、これもね~美味しいんですよ。

今が旬のアスパラやグリーンピースは瑞々しくて張りがあって。

シンプルな調理法も美味しいのだけど、

こういう食べ方もとってもおすすめです。

白ワインが進む味付け。

 


このレシピでは、

イカの下処理から、アスパラの下ごしらえ、

さや付きのグリーンピースの下ごしらえなど、

覚えておいて損はない小技も盛りだくさんです。

 





 

 

 

タプナードだけで語りすぎてしまいましたが、

もうひとつのメイン、

「アランチーニ」もご紹介させてください^^

 



 

アランチーニとは、日本名でいうライスコロッケのことです。

イタリアのお料理なのですが、

なんとこれ、イタリア内でも呼び名が違うんですよね。

 

ナポリ、シチリアなど、南イタリアの方では「アランチーニ」、

ローマでは「スップリ」というそうです。

 

アランチーニは、「小さなオレンジ」という意味を持っていて、

その名の通り、真ん丸で揚げるとオレンジ色になり、その姿から

名前が付いたと言われています。

ご飯にサフランを入れて炊くのが特徴で、

具材もラグーソースやほうれん草など今や種類も様々。

小さなオレンジと言いながら、

先がとがったような形のもあるそうです。。。え、名前の由来よ。。(笑)

 


一方スップリは、正式名称

「スップリ・アル・テレフォノ」と言います。呪文みたい。

スップリ=驚きの

テレフォノ=電話線

という意味で、

特徴として、中にモッツァレラを入れるのですが、

揚げたてを食べるとびよーんと伸びるそれが

電話線のように見えることからその名前が付けられたといわれています、

面白いですね~◎

 

 

このように名前の違いはあるけれど、

その特徴はここ最近はもはや垣根がないそうです。

 

今回は両方の要素を取り入れていますが、

「アランチーニ」としています。

 


本来、まず生米からリゾットを炊いて、それを形作って

衣をつけて揚げるという

なかなか手間暇かかったお料理なのですが、

今回は炊いたご飯から作ります、

ラグーソース(ミートソース)を簡単に作り、

そこにご飯を混ぜて、中にモッツァレラチーズを忍ばせて揚げるのが私流。

かなりお手軽バージョンなのですが、

美味しくできましたよ~!

 

そしてやっぱり、揚げたて熱々が絶品、

衣は薄めに、細かいものを使用しているのでサクっと軽く、

中は電話線のようにチーズがとろーりと伸びます!

ミートソース味なので、お子様も絶対大好きな味つけ。もちろん大人もです。

 

 

 


 



そして、副菜に、アスパラのビスマルク風。

ビスマルク風=目玉焼きをのせたお料理

のことを言いますが、

今回、味付けはシンプルに塩、胡椒、そしてパルミジャーノレッジャーノのみ。

旬のアスパラはフレッシュで甘いので、これだけで十分。

半熟の目玉焼きを崩しながら絡めていただくこれは、

究極にシンプルながら最高に贅沢なお味です。

 

そしてサーモンのソテーの付け合わせとして、

レモン風味のじゃが芋のピュレもご紹介しています。

タプナードソースとも相性抜群ですよ~!

 

 


旬も盛りだくさん、

どのお料理もとってもオススメです。

よかったらぜひお試しくださいね。

 

 



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