フランスはジビエの季節です。 | カナルセットのおいしいしあわせ ~フランスのキッチンから~

カナルセットのおいしいしあわせ ~フランスのキッチンから~

フランス・パリ在住。料理を研究しています。
「おいしいはしあわせ」は万国共通!
和洋中問わず、お家で作れる美味しいレシピを紹介しています。

 

Bonjour.

 

 

パリはすっかり冬模様。

来週には最高温度が一桁になるらしいです。

もちろん私はとっくにヒートテック着用。

(自他共に認める寒がり)

街はコートとマフラー姿が当たり前になってきました。

 


それなのに

 

現在家のヒーターがつかないという

私にとっては深刻な事態。

 

 


フランスのアパートの多くは

セントラルヒーティングといって

建物の一か所で水を温め

その熱い湯を各部屋のパイプに送り込み

その熱いパイプによって部屋が温まる

というもので、


夏が終わり、寒くなってくると

ある日突然つきます。

そして春になってくると

ある日突然つかなくなります。

誰の判断か知らんけど。

 


私が滞在している彼の家も

その形なのですが。

最初は順調についていたのに

ちょっと前からどうやら調子が悪い様子。

10日ほど前に一度つかなくなり、

寒いのになんで~

って思ってたら回復し、

先日またつかなくなりました。

 

なんせ朝晩気温は一桁。

たいしてお日様も出ないし。

そんなんだからわたし、

家の中でも

ヒートテックにニットにフリース着ております。

(一人だけ真冬な人)

 

早く回復するといいなぁ。

 

 

 


 

基本寒い冬は苦手ですが、

ひとつだけ、

食材がおいしくなるということは

プラスポイント。

どの時期もその時期によって

おいしいものってあるけれど、

フランスの冬ってなんだか特別。

 

チーズや煮込み料理がおいしく感じるし、

フランスの冬の食材として代表的なのが

ジビエ。

 



ジビエ料理って、日本ではあまり食べないですよね。

鹿や猪、野ウサギや鳩、キジや小鴨などなど

もうこうやって文字にして書き出すと

動物園状態ですが。

 

私もパリに住み始めて

数回ジビエは挑戦しました。

 

鳩や

 

(鳩…!とつい呟いてしまいたくなるビジュアル。。)




野ウサギ。

 


 

思っていたより全然食べやすいんです。

上記の2つは

鶏肉となんら変わらない。

調理法やお店にもよるのでしょうが・・・

 

 


 

そして先日、

知り合いの料理人さんが

家でジビエ料理をしてくれるということで

私も助手をさせてもらいながら

ジビエ調理見学初体験。

 

この日使ったのは猪。

日本でも獅子鍋というのは耳にしますが

食べたことありませんでした。

 

今回はちょうど旬である

セップ茸のソテーも添えた

なんとも豪華な猪料理に!

 


ソースは猪の骨から出汁を取って

赤ワインやらの調味料で

煮込んだものだそうです。

さすがフレンチシェフ、

食材は骨まで全て使い切り。

 


綺麗なロゼ色のお肉は

獣臭さは全くなく、

脂の少ないさっぱりとした

ローストビーフを食べているようでした。

またこのソースがおいしくて

パンにも最高に合います◎

 

シェフ的にはもう少し

ジビエ感のある味(獣らしい)

を期待していたそうで

残念がっておりましたが

私たちジビエ初心者にはとても食べやすく

「いのししうま!」

というポジティブなイメージが刻まれました。笑

 

 


さらに前菜まで準備してくれました。

 


こちら、ウニです。

見たらわかるか。(料理名が分からない)

 

ウニをくりぬき、

砕いたカシューナッツに

人参の風味のサバイヨンソースを入れて

軽くバーナーで焦がし、

ウニを戻したもの。

 

という料理です。

(料理名がわからない。(2回目))

 


 

まずパリでウニを食べれるということが驚きで

そして当たり前だけどうまい。

 

そして、これまた今が旬の

バターナッツカボチャのポタージュ。

 


焼きネギと半熟卵は

ピーナツペーストが入っている

少しバンバンジーのタレにも似た

アジアチックなソースでいただきます。

これも激ウマ・・・

 


そんなこんなで

絶品料理を堪能させていただきました。

追加で買ったワインも

あっというまにカラになり

美味しい料理と楽しい話で大盛り上がり。

 

フランスでは

外食もするけれど

ホームパーティーも一般的。

家を見られるのが恥ずかしい・・・

とか、

生活感ありすぎて・・・

とか

そんな気は一切つかいません。

家でまったり

自分と仲のいい人をさそい

プライベートの楽しい時間を過ごす。

そんなフランスの

日常的な過ごし方、大好きです。

 

 


 

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