おばあちゃん直伝◎ほっくりツナじゃが | カナルセットのおいしいしあわせ ~フランスのキッチンから~

カナルセットのおいしいしあわせ ~フランスのキッチンから~

フランス・パリ在住。料理を研究しています。
「おいしいはしあわせ」は万国共通!
和洋中問わず、お家で作れる美味しいレシピを紹介しています。

 

 

 

Bonsoir.

 

今日、7/14

フランスの革命記念日。

現在お昼過ぎのフランス。

今頃盛り上がっているんだろうなぁ。

夜はエッフェル塔の広場のところに

花火が上がるんです。

音楽と一緒に、

まぁそれはそれは綺麗で

感動ものです。

 

 

19歳から毎年行ってた一人旅で

2回ほど、この日を現地で過ごし、

昨年、一昨年はがっつり住んで

この日を現地で過ごしました。

だから

今日本で今日を過ごしていることが

なんだか不思議で

なんだか寂しくもあります。

 

 

 

昨年の今日は

朝から友達とパリのアウトレットに行って

(革命記念日感ガン無視)

戻ってきて友達の家で

UberEatsで注文したタイ料理を食べ

(革命記念日感ガン無視その2)

 

夜が更けてきたころを見計らって

エッフェル塔に向かい、

人混みにさっとまぎれて花火を見ました。

ぎりぎりに行ったわりに

まあまあいい場所から◎

 

 

フランスの国歌斉唱からはじまり、

いろんな曲にあわせて花火が次々と。

中でもビートルズの

All you need is love」は感動したな。

(そこはフランスの曲じゃないんだ、と思ったけど)

 

 

 

 

今年の今日は

普通に仕事して、

家で一人でご飯作って過ごしました。

今日はいつものように父母は仕事、

おばあちゃんはいとこの家に泊まりに行っていて

お姉ちゃんは彼と旅行。

 

 

久しぶりの一人暮らし感で

「ラッキー!ご飯好きなもの作れる!♪」

と喜んでいたのに。

 

 

なぜかお風呂入ったら

いろいろよくわからない感情があふれ出して

なぜか号泣。なぜ。

 

 

去年と今の環境の違いが大きすぎるのか。

そんな楽しかったことを思い出しながら

今一人なことにギャップを感じて

急に寂しくなったのか。

何か不安なのか、何か焦ってるのか

我ながら

ぜんっぜんわからん。

けど

見えない何かにいっぱいいっぱいなのかなぁ。

 

 

 

涙しながら、

そういえば去年のワーホリ1年も

こうやって過ごしたなぁって

思い出しました。

絶対強くなるんだ!と意気込んで

始めたワーキングホリデー渡仏の1年。

お父さんお母さんにも金銭の援助は一切頼らず

全部自分でやると決めて。

一人で家で過ごすこと、

寂しくなったとき、不安になった時の対処法を

少しずつ自己流で生み出し()

 

 

少しセンチメンタルになるときももちろんあって

仕事帰りのメトロで訳もなく

「あ、だめだもう泣きそう・・・」

と半泣きになって、

そんな時は

「よし、家帰ったら泣こ!」

と決めて

家帰って泣きながらご飯の支度して。

 

 

心が弱ったら

自分を思いっきり甘やかして

もう何もやらずに寝たり。

仕事は思いっきり頑張って

週末はとことん予定入れて遊んで。

 

 

そんな風に、

上手に、強く生活してたなぁ。

言葉もまだまだスムーズに通じない国で

私、頑張ってたわ()

 

当時は全然頑張ってるという意識はなく

とにかく初めての体験と

初めての生活にわくわくしていたし

とにかく楽しんでいた。

 

 

きっとまたそんな日が来る

いや、今の生活も好きなんだけどね◎

今は、

今自分がやれることを

精いっぱいやるのだ。

そういう時間は実はとっても必要なんだ。

 

と自分に言い聞かせながら

エドシーラン聞きながら

このブログ書いてます。

BGMがまた泣かせてくるわ)

 

 

 

 

 

 

 

さて、また前置きが

真面目で長めになってしまいましたが

今日はレシピの紹介。

 

 

この頃我が家では

革命的なことが起きています。

 

なんと

 

 

おばあちゃんが夜ご飯を

作ってくれるようになった。

 

 

我が家にとっては超特大ビッグニュース。

 

 

 

お父さんたちが大人になってから

料理はできる人に任せっきりになり

全くしなくなったおばあちゃん。

私が渡仏中は

お母さんが休憩中に家にご飯を作りに帰っていて、

作っていると手伝いはしてくれるけど、

お母さんの負担を少しでも減らすために

たまには作るの協力してね

わざわざ

「この野菜があるときはこういうの作るといいよのメモ」

を渡仏前に書いていったのに

一度も見た気配すらなく。

 

おばあちゃんとお姉ちゃん

ちょっとは協力的になってくれよ

とずっと思ってはいたけど。

 

 

 

でもここ最近、

お父さんお母さんのお店が忙しく、

ということは私も忙しく、

夕方帰ってくるのが遅かったりして

夕飯の支度がぎりぎりになったり、

私がドッと疲れて帰ってきたりするのを見て

少しやる気になってくれたらしく。。

 

 

煮物やお味噌汁を作ってくれるようになったんですが

それがまたおいしい。。。!

中でも

先日作ってくれた煮物がおいしくて

この前隣でレシピをメモさせてもらったので

紹介しますね。

 

 

 

 

肉じゃがの肉をツナに変えた

ツナじゃが。

お肉が食べられないおばあちゃんの

アイデア料理です。

 

じゃがいもは少し煮崩れてほくほく、

玉ねぎはたっぷり入れてとろとろ、

ツナのコクがいい仕事していて

もうこれご飯にのっけてもおいしいです。

おばあちゃんのポイント付きで

レシピ紹介していきます。

 

 

 

ほっくりツナじゃが

 

 

 

 

材料(4人分)

・じゃが芋 …3

・玉ねぎ …1

・人参 …1/2

・ツナ缶(オイル漬け) …小1

・サラダ油 …大さじ1

・水 …300cc 

・和風顆粒だしの素…小さじ1/2

A醤油 大さじ3

A砂糖(あればきび砂糖) 大さじ1と1/2

Aみりん 大さじ1

 

 

.じゃが芋は大き目の一口大に切って水にさらす。玉ねぎはくし形切りにする。人参は乱切りにする。ツナは油をきる。

 

 

.じゃが芋は水気を切ってペーパーで水気を拭き取る。鍋にサラダ油を熱し、じゃが芋を炒める。

 

 

おばあちゃん「ポイントは、投げ入れる。」

私「・・・なんで・・・?」

おばあちゃん「油跳ねが怖いから。」

 

※くれぐれもマネしないでください。投げ入れたほうが油飛びそう。

 

 

 

.油がまわったら人参を加えて炒め、人参にも油がまわったら玉ねぎを加えてさっと炒める。

 

 

 

.水、ツナ、和風顆粒だしの素を加える。沸騰したらAを加える。キッチンペーパーで落し蓋をして弱めの中火で15分ほど煮る。時々お鍋を軽くゆする。

 

 

私「灰汁は取らなくていいの?」

おばあちゃん「・・・(少し考える)。

         いい!そのまま煮る!

 

※めんどくさいらしい。

 ちなみに取らなくても味に問題は全くないです。

キッチンペーパーで落し蓋をするので

灰汁も吸い取ってくれます

が、気になる方は取ってください。

 

 

 

 

.水分量が減ってほくほくしていたらペーパーを取り、火を止めて蓋をして10分ほどなじませる。

 (水分が多ければ火を少し強めて水気を飛ばしてみて

 

 

 

このぽってり煮崩れ感が

 

私はとっても好き◎

 

甘辛い醤油と砂糖味の

シンプルな煮物ですが

おばあちゃんの味。

 

ぜひぜひお試しください。

 

 

ちなみに

おばあちゃんの料理がほんとおいしくて

お世辞抜きで褒めてたら、

気をよくしたらしく

最近よく作ってくれるようになった。(なかなか単純。)

またおばあちゃんレシピも

載せれたらいいなぁと思います。

いろいろ教えてね、おばあちゃん。

 

 

 

 

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