貫井徳郎氏の作品、『愚行録』を読みました。


貫井徳郎氏の既読の作品右矢印コチラ


つい最近、『乱反射』って作品を読んだばかりですが、ついえらんじゃったんですね〜。


貫井氏の作品って、いい具合に

「騙された!」

ってなる作品とか

「よく考えられてるな〜」

という作品が多いんです。
それがいいんです。

読んでよかった〜

という気分になります。

あらすじ〜(また急に(笑))


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幼い兄妹を含む家族四人が殺された事件がありました。

現場からは男女の服が盗まれていて、
犯人の性別はわかりません。


その家の父親は包丁で、長男は現場にあった灰皿で、母親、長女はその家の包丁で殺害されていました。

ある人物が、本を書くことを目的として、一家に関わった人物に話を聞いていきます。

人々から話を聞いていくうちに、夫婦の人物像が段々と浮き彫りになって…


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というお話。


ネタバレしてしまうのであまり書けないってタイプの本です。

文章形式というんでしょうか?

全文、誰かが誰かに話しかけているという文章で書かれています。

この形式、湊かなえ氏の作品に多いですが、
誰かに宛てた手紙の文章のような形で書かれてるやつ。

実はあまり好きなタイプではないんですが、
湊かなえ氏の作品も面白くて、つい読んじゃうんです。

湊かなえ氏の既読の作品右矢印コチラ



地の文より読みやすいかもしれないですけど、
結構無駄なセリフがあって、

「ええ、そうです」

とか。相手がなんか喋ってそれに相槌打ってるような。

あれが好きじゃない。(普通は読みやすいのかもですが)

けれど今回それがほとんど無くて、

人物たちの動きを示したり、場所移動するためとかだけに使われてたように思います。

さすが、貫井氏。

でも普通の形式で読みたかったな〜。

チラッと中身見た時に、

もしかして…

とは思ったんですが、まさか全文会話形式になってるとは…くぅぅ。

長編と思ったら短編だったってのと同じ感じで、

もっと読みたい❗️

と思いましたよ!

この形式じゃなかったら、きっともっと面白くなってた!(私がこの文体が好きじゃないだけで…勝手な意見で申し訳ないです滝汗)

またなんか貫井氏の作品さがそー。



2017年に映画化されたのが公開されてるみたいです。

ちょっとみてみたいな〜。