『潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー』を読みました。


6名の作家さんの作品が6作載っています。


タイトルと著者名、あとはあらすじ〜


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「ココノエ南新町店の真実」澤村伊智

スーパーココノエ南新町店はかつて全国紙の新聞に載ったことがある。

スーパーに強盗に入った男3人が失神しているのを朝出勤してきたパートリーダーが通報した。

強盗のリーダー格の男の供述が載っており、ポルターガイスト現象を体験したという。

現在普通のスーパーとして営業しているその店をライターの女性が取材していくが、従業員は当時の噂を否定する。

だが、何人かの常連客はとても変わっていて…


「ニンゲン柱」阿泉来堂

ネットのミステリー小説賞を取った“私”はスランプを打開するためにホラー小説を書いてみようと考えた。

母親の故郷の村では不思議な神様を祀っていたはずだという父親の言葉をヒントに、母の故郷の村を訪れることにした”私”。

訪れた村の人々はとても友好的だった。

だが、立ち入り禁止区域で行われた祭りの、見てはいけない儀式を目撃してしまう。


「魂の飛翔」鈴木光司

『リング』の著者・鈴木光司はかつてその続編として構想していた作品のプロットを破棄したことがある。

以前、『リング』の登場人物・貞子のモデルが誰か知っていて、会わせてあげるといった内容のファンレターを送ってきた人物がいた。その人物が、続編のプロットを書いた後に、同じ内容のプロットを送ってきたことがあり、盗作を疑われるのを恐れて破棄したのだった。


「828の1」原浩

老人ホームに住む母の元を訪ねた“私”は、母親が事あるごとに「828の1」という数字を口にするのを聞く。

母親に尋ねるも、無意識に口にしていて、なんの数字かもわからないという。

ある日出張で母親の故郷近くに行くことになり、帰る前に墓参りをすることにした。

先祖の墓のある墓地の敷地内には八ニ八ー一(828ー1)と掘られた墓石があり…


「にえたかどうだか」一穂ミチ

那未は最近今のマンションに夫と5歳の娘と引っ越してきた。

近くの公園にいる名前のわからない親子達が、同じマンションに住む住人だとわかっていても性格的な事で馴染めずにいた。

他にも人見知りをしてしまう理由があって、那未には人に聞こえない、姿の見えないモノの音や声が聞こえてしまうのだ。

ある日マンションから少し離れた狭い公園の砂場に1組の母子がいた。娘の千鳥は普段はとても人見知りで、自分から話しかけることなどないのに、駆け出すと砂場の少女にバケツを差し出した。

すぐに2人は仲良く遊びだしたので、母親の方話すと、彼女達も同じマンションの住人だった。


「風来たりて」小野不由美

梓紗が越してきた新居は、秋に建物が完成していた分譲地に建つ6軒の内の1つで、新年度に越してきた時には他の5軒にはすでに住民が住んでいて、

夏になってもなかなか馴染めずにいた。

そして、越してきてすぐ隣の家の方から人が唸るような声が聞こえ続けている。


ある日の休日、草むしりをしていると、隣人が収納ボックスにゴミを捨てに出てきたのと出くわした。

仲が良ければ聞けるのに…と思っていると、隣人の方から、例の声について、聞こえないかと聞いてきた。

隣人は別の家から聞こえる声なのではないかと思っていて、近所の別の家の子どもも怖かっているという。

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短編なんですけど、結構一つ一つのお話が長めで、しっかり設定もあって面白かったです。

実力のある作家さん達で、読み応えバツグンでし

た。




同じシリーズで、慄く 最恐のアンソロジーも面白かったですけど、


もう1冊同じシリーズで『堕ちる 最恐のアンソロジー』、3月に読んでると思うのですが、ブログどっかいっちゃいました。

いづれ再読して、(…読むとすぐに忘れてしまうので)ブログ書こうかなと思います。