原浩(はら・こう)氏の作品、『火喰鳥を、喰う』を読みました。


原氏のデビュー作で、横溝正史ミステリ&ホラー大賞を受賞している作品です。


あらすじ〜


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“私” 久喜雄司が2週間の出張に出ている間、2件の出来事があった。


一つは、久喜家の墓石の一部を何者かに削り取られたこと。

削り取られたのは祖父・保の兄で、“私”の大伯父あたる久喜貞市の名前と、没年月日、戒名の縦一列で、故人である雄司の父や祖母、曽祖父母の部分はなにもされていない。

貞市は70年ほど前に、戦時中現在のパプアニューギニアで亡くなっている。


もう一つは、その貞市の日記である手帳が海外で見つかったこと。

“信州タイムス”では終戦記念日に合わせて太平洋戦争の特集記事をくんだ。

その中でニューギニア戦線にスポットを当てた記事を掲載するにあたって、東部ニューギニアで催された海外戦没者慰霊祭を記者・与沢とカメラマン玄田の2人で取材した。

現地でガイドをしてくれた男性は、亡くなった祖父から貞市の手帳を譲り受けたのだが、それを持ち帰った2人は久喜家を訪ねてきた。


手帳にはヒクイドリと呼ばれるダチョウのような鳥が度々登場し、貞市はその肉を異常な状態で欲している表記があったが最後は日付のみで唐突に終わっていた。

日記を見たあと、保は「妙な感じがする」といい、玄田は「久喜貞市は生きている」と呟くのだった。

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最近『潰える 最恐の書き下ろしアンソロジーの中で「828の1」という作品が載っていて、とても印象に残っていたので、他の作品も…って選びました。


ちょっとファンタジー要素が多いかな?

ホラーなんだとは思いますが、どちらかといえば不思議な話というか…。

文章はとても読みやすかったです。

また他の作品も読みたいな〜と思います。





映画も本を読んでから拝見しました。

ラストにワンシーン足されてましたが、ほぼ原作と同じ感じで…記者が久喜家を訪ねてきて日記を手にした行程を説明していたセリフ、同じだったような?

ただ本の方が、ホラーよりもファンタジーっぽいので、それが映像になると更にホラーではない感じで、怖いというより奇妙な話だなと。


「怖い」と思う感覚は、正体がわからないから、ってところがあると思うんですが、…例えばですよ?

暗闇で足音だけがして姿が見えないのと、暗闇の向こうから足音がして誰かが歩いてくるのだと、誰かというのがわかってしまえばそんな怖くないような?

姿が怖いものが見えてたら怖いでしょ?といわれちゃうかもですが、それがなぜ怖いか?というと、姿が怖いものの正体が何だかわからないから、ですよね。

…ちょいなに言ってるかわからなくなりつつ(笑)


えーっと…、とにかく、映像になるとちょっと見えすぎで(笑)


かと言ってただ画面が暗くて見えなさすぎるのもごまかしてない?なんて気になっちゃうので面倒くさい視聴者だよなぁ(笑)


こういう不思議っぽいホラーだと出演者の方々の演技がさらに重要だなぁとつくづく感じました。


ラストシーン、あったほうがいいとかよくないとか、意見分かれそうですが、ご覧になった方どうでしょうか?

私はあったほうが良かった…かも?