気づけば1週間も更新が滞っておりました・・・
すみません。
仕事が繁忙期に入ってしまったのと、耳に少しトラブルを抱えてしまい(ちゃんと通院すれば治るレベルです)、気づけば寝落ちしている毎日でした。
そんな中、友人から
「お味噌作りに行かない?」
とのお誘いが。
友人は毎年、嵐山の「musubi-cafe」さんの国産無農薬大豆のお味噌作りのワークショップに参加しています。
今まではその出来上がった大変おいしいお味噌のご相伴に預かっていたのですが、今回は参加する予定だった友人の妹さんが行けなくなってしまったため急遽その後釜として参加してすることに。
味噌作り体験の2月10日。あいにくの雨・・・・。
しかしながら阪急嵐山駅から徒歩3分ほどの距離なので、さほど雨にも濡れず到着。
ロッジ風のおしゃれな店内から香るカレーの匂い・・・うまそう・・・とても罪な香りだ・・・
いやいや、今日は味噌づくり。
参加費をお支払いして作業場である地下へ。
今回は友人と友人の義妹さん、そして常連さんの2名の合わせて5名。
初参加は私のみ。まあまあドキドキしております。
まずはレクチャー。
レジュメで説明を受けます。
大豆は無農薬の石川県産の大豆。
それにこだわりの米麹。お塩は中国恵安のミネラル塩。
「中国のお塩・・・・」
と思っていたら
「中国のお塩といっても中国という広い国土で汚染されていない地域のお塩で、無加熱完全天日干しのお塩です。」
とのこと。
おおお。。。心の声が聞こえたか?と思うくらいのタイミングでの説明。びっくりしました。
後でこのお塩を少し味見させていただいたのですが、これがまろやかでやわらかく甘い。とがった塩味は全くなく、塩マニアとしては
「なんとかどこかから調達できないか・・・」とひっそり思ったりします。
下ごしらえからの説明は受けましたが、今回のワークショップではすでに下ごしらえ済の大豆を使用。
煮豆の重量を測り、使用する塩の量を煮豆の分量から算出。
麹と塩を混ぜて、煮豆をミンサー(ミンチにする機械)にかける。
と作業はどんどん進む。
この煮豆をミンチにする作業が大変なのですが、こちらはアスリートの友人ががっつり引き受けてくれるのでらくちん。
というか、ミンサーに煮豆を供給する側としてはミンサーサイドのミンチ製造スピードが速く、追いつかない!!!!
通常はミンチ作業が大変で供給側がミンチ待ち・・・の状態らしいのに。
ものすごいスピードでミンチにされる大豆。
ミンサーからにょきにょきでてくる大豆ミンチは、幼少期によく遊んだ「ゆかいなとこやさん」(エポック社1978年)に見えてきた。
そしてボールいっぱいに出来上がった大豆ミンチは、すごくおいしそうな高級モンブランにも見えてきた。
その高級モンブランに塩をまぜた麹を均一に混ざるように混ぜる。
三角巾をつけた5人、もくもくと混ぜる。
混ぜる。混ぜる。混ぜる。
5人分のモンブランを全部合わせて先生が最終調整で混ぜる。
混ぜる。混ぜる。混ぜる。
「混ぜる」 てんこもり。
混ざったらモンブラン(いつまでモンブランって言うねん)をげんこつ大のかたまりに作って空気を抜く。
げんこつ大のかたまりをぎゅっぎゅっと握るように空気抜き。
しかし、空気抜き・・・どうしてもハンバーグの空気抜きをイメージしてしまう。
ハンバーグの空気抜きというと、どうしても和牛のネタを思い出してしまう。
気分は水田くん。もうすっかり水田くん。
そしてどうでもいいことなのにこのことを伝えたくて、みんなに「水田くんの空気抜き」を提案してしまう。
そして空気を抜いたらいいだけなのに、なぜかきれいな丸にしたくてパンの製造のようにしてしまう。
そして、みんなに見せたがる。
調子にのって作業が遅れ、みんなに迷惑をかける受講生。
※ちなみに先生に「これ、シャッターチャンスやで」と言われ、調子にのって撮影。
しかしせっかくきれいに丸く成型したものの、ここから保存容器に空気をしっかり抜きながらつぶして平らに詰めていく・・・
がっつりつぶれていく丸い味噌玉。おおおおお。。。。
せつなさを胸にもくもくと押し詰める。
無事に容器に詰めた後は酒粕(板粕)を麺棒でうすく伸ばし、お味噌の表面にぴっちりとふたをするようにぴっちりとかぶせ、ラップをします。
このまま10か月なるべく涼しい場所で保存して出来上がり♪
うちは気温変化も激しく、夏はかなり熱くなるので、涼しい友人宅の貯蔵庫に一緒に保管してもらうことにしました。
冷蔵庫の野菜室はダメなのかな?と思い、先生に質問したのですが、やはり冷蔵庫は避けた方がよいとのこと。
お味噌もこの10か月で発酵し成長するので、なるべく人が過ごす環境と同じでかつ温度変化が少ない方がいいそうです。
確かに生きてるもんね。
お味噌を仕込んだ後は、お待ちかねのランチ♪
先生が仕込んだ3年熟成のお味噌を使ったお味噌汁ランチ!
おいしそ~!
こだわりのオーガニック野菜がそれはまたパワーがあっておいしい。ぐっと力がみなぎっているような甘さです。
お味噌ももちろんおいしく、旨みがこれでもかー!とグイグイきてくれました。
玄米ご飯も玄米くささもなくておいしい。(ミルキークイーンを使用されているとのこと)
自分で炊くとべちゃっとしたり、固かったりと割と不安定な出来上がりなのに、こちらの玄米はちょうどよい固さでごはんがすすむすすむ♪
左上の揚げ物は、無農薬大豆をペーストにして作られたナゲット。
これも食べ応えがあって甘味があってとてもおいしい。お味噌のソースもずっと食べていたい。
塩麹で和えた(と思う)お野菜もペロリ、ぬか漬けもペロリ。
おかわりできるくらいペロリと平らげてしまいました。
このお味噌汁ならもう1杯いけるな。
デザートはお豆腐で作ったチョコレートケーキ。
こちらもおいしい。
あっさりぱくぱく食べてしまいました。
自分ばっかりおいしい目にあっているのは申し訳ないので、夫にはお土産で
りんごのタルトを。(1切れ¥600)
こちらは動物性食材不使用のリンゴのタルトですが、しっかりずっしり食べ応えのあるおいしさでした。
ちなみに・・・・余談ですが
友人とはmusubi-cafeさんで別れ、雨の中嵐山駅へ向かっていると、明らかに私の方に向かってまっすぐに歩み寄る一人の女の子が。
目をそらして歩くも、がっつり視界に入るように歩いてくる。
なぜだ?
10秒後にその理由がわかった
「アノ・・・バースタアプ?」
外人だった・・・(アジア系)
道を聞かれている。しかも何を言っているかわからない?
何度も何度も聞いてみると、どうもバス停を探している模様。(「バースタップ」は「バスストップ」だった)
「うーん。私もこのあたりに住んでいるわけではないからなあ?」
と言うも、もちろん通じない
「ワタシモ、コノアタリニ、スンデイナイノデ、アマリワカリマセン」
とゆっくり言ってみた。なぜか私もちょっと外人になってる。
そうすると
「ア・・・アラシヤマステイション」
と聞かれる。
嵐山駅は目の前やん。まっすぐ行ったら阪急嵐山やで。
とりあえず
「ストイレトスルー」(意味:まっすぐ通り抜けちゃって)
と言うと
「?」
あ、毎回これで乗り切っていたけど、この単語じゃダメなのね。
いろいろ単語で話すと、スマホを向けられて
「ココニ、ハナシテ」と。
いやいやいや、今、片言の単語のオンパレード。
これをsiri先生にお願いしても
「勘弁してください」って言われるよ。
とりあえず一緒に嵐山駅まで行くことにすると、途中でバスが通りかかり
「Oh!アリガトウゴザイマス!」と言って、ぴゅーっと走って行ってしまった・・・
おおおおおお。
置いて行かれた悲しき道案内。るるる・・・