別府湾の眺望は霞んでいた。


今日に限って、
厄介な黄砂の影響で視界が悪い。


別府湾サービスエリアへ休憩がてら、
キャンプの買い出しに立ち寄ったが、
多くのドライブ客で
コロナ流行前の賑わいに戻っていた。






目的地のるるパークには13時過ぎに着いた。


チェックインは14時からなので、
時間潰しに園内のフラワーガーデンへ。


ダムを見下ろす丘一面にネモフィラ。


あいにくの黄砂だが、
鮮やかな青が景色を彩っている。


観光客も青色の絨毯に感嘆の声を漏らしてる。


キャンプ場はダム湖の向こう岸のようだ。


春風に揺れる花に必死にしがみつく蜜蜂。


夢中でスマホを撮っていたら、
チェックイン時間をとうに過ぎていた。


途中のフードコートが気になりながらも、
カムイは急いでキャンプ場へ向かう。





キャンプ場入り口である東ゲートに到着。


受付の女性スタッフが笑顔で応対してくれた。


「今日はお一人だけです。」


初の「るるキャン💮」はどうやら
ひとりぼっちらしい。


先日までお客は多かったそうだが、
春休みも終わって落ち着いたそうだ。


今回はフリーサイトを選んだ。


一面の芝は芝刈りでよく整備されている。


風が少し強く、
黄砂の影響なのか目がショボショボする。


とりあえず遅くなった昼食は
炊事棟の中で済ませる事にした。


とり天ドックと日清ミニカップヌードル。


あまり期待しないでかぶり付いたら、
結構旨かった♪


ドリンクは「ざぼんサイダー」。
ちょっと瓶が小さい(笑)


ランチを済ませたら、
タープとテントの設営開始。


広大なエリアは完全に貸し切り状態だが、
炊事棟とトイレに程よく近い端っこを選ぶ。


フリーサイトにポツンと我が家。


設営が一段落ついたら、周辺を散策。


当たり前だが誰もいない。


湖畔の八重桜が満開だ。
桜餅を食べたくなった(笑)


志高湖の八重桜もそろそろ見頃だろう。
残念だが今年は行けそうもない。


去年の八重桜キャンプはコチラ↙️



テントに戻り、お楽しみの珈琲タイム。
コーヒー豆はメキシコ産。


ふわっふわっのシフォンケーキを
サービスエリアで買ってきた。


静かな夕暮れを眺めながら、
マヤ文明の?深い香りとコクを味わう。


周辺で薪を拾う。


日の入りを待って、焚き火台に点火。


先ずはお湯を沸かす。


そしてパスタを茹でる。


今夜はバジルパスタ。


そしてナーンドッグ。


ナーンドッグはホットサンドメーカーでベイク。


宵の明星の近くにスバル。


寒空に輝く群れ星もこれで見納めだろう。


焚き火を眺めながら、
シン仮面ライダーチップス。


カード開封は帰ってからのお楽しみ♪


熾火の沈黙を見届けてから
テントに入った。























4時半起床。


眠気覚ましと身体を温める為、
テント内の片付け。


外気温はマイナス0℃。
さすがに寒い。


寒さ凌ぎの珈琲タイムは
デンマーク製のコーヒーブリュウワー。


豆はブラジルアスカリーベ。
香ばしくて強い味わいが気に入っている。


お湯を注ぐだけで
約2杯分の本格コーヒーが淹れられる。


東の空から白々と明るくなってきた。


夜明けを待ちかねたように
近くで鶯が鳴き出す。


朝の散歩。


ダム湖は朝もやで包まれ、
水鳥達は静かに水面に佇んでいる。


こちらの白鳥と恐竜達はまだ寝ている(笑)


遠くに由布岳が見える。


朝食はライ麦パンの玉子ホットサンドと
レタスのゴマドレサラダ。


朝の静けさの中、鳥とカムイだけの空間。


デザートは地獄蒸しプリン。


程よい滑らかさと濃厚さが絶妙で、
地獄の味はカムイ好みだ(笑)


今朝の冷え込みで
テントの結露はかなりだったが、
乾燥は暖かな朝陽に助けられた。


チェックアウトの10時ギリギリに
東ゲートを無事脱出💦


公園の外周ぐるりと車を走らせ、
るるパーク正面ゲートへ移動。


昨日のネモフィラの丘を再び訪れる。


この看板が頭から離れなかった。


お目当てのソフトクリームを手にして、
キャンプの終わりを実感したカムイである。


ウェ~イ!