「何処に行くんですか?」
信号待ちをしていると突然、
隣の車から声を掛けられた。
声の主は見知らぬ年配の男性運転手。
「えっ……久住です。」
ビーノのカムイは躊躇いながら答える。
「気を付けて行ってください
」
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
青信号に変わり、
彼のワンボックスは
交差点を直進して去って行った。
「焦ったぁ……
」
![えー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/011.png)
何か文句言われるのかと思ったら、
どうやら荷物満載バイクが気になった様だ。
右折し、
久住高原を目指して更にひた走る。
走行距離は60㎞越え、約2時間かかったが、
「ボイボイキャンプ場」に到着。
簡素な小屋の受付で手続きを済ませ、
キャンプ場内に入る。
広々原っぱのフリーサイトは
何処の場所にするか迷う。
ここは以前牧場だったらしいのでほぼ何もない。
先客の3組は
それぞれ端っこにテントを張っている。
な~んとなく気持ちは判る(笑)
この際、カムイはど真ん中の木の辺りにする。
全体的に僅かな傾斜地だが、
何とか平らげな場所を選んだ。
心地良い風と解放感のフィールドに気分上々、
設営がはかどる。
あらかた整えて昼食とする。
「ハヤシメシ」と
「道の駅あさじ」で買った「あさじコロッケ」。
こうして久住連山を間近に眺めながらの食事は
最高のご馳走。
ヘリノックスチェアも
いつも以上に座り心地が良い。
食後はテント内の設え。
今夜の寒さ対策もしっかり。
天候に恵まれ、環境も良く、
これなら完全リフレッシュ出来そうである。
おやつタイムはコナズ珈琲のドリップと
途中のLAWSONで買ったマカロン。
コカムイの大好物なので、
罪悪感を抱きつつ、父はこっそり味わう。
コカムイとのトレッタの思い出はコチラ↙️
近場の温泉は16時で終わりらしく、
今回は諦める。
ただ座って景色を眺めているだけでも、
充分飽きない場所。
キャンプで何もしない時間も大切である。
夕景を見届けて夕食作り。
先ずは冷凍「焼おにぎり」をリベイク。
そしてメインの「えび天うどん」を作る。
火に掛けたら、すぐ出来る。
気温が下がって来ているので、うどんが旨い。
日没後は流石に星空しか見えない(笑)
満腹で暖まったら早目にテントに入り、
Prime Videoを見る。
21時過ぎに就寝。
朝5時起床。
気温約10℃。
ここは標高が約850mだそうだ。
テントとタープの結露が凄まじい。
濡れた芝を歩くと靴がびしょびしょになる。
東の空の朝焼けが清々しい。
日の出と共に朝食準備。
朝食はペペロンチーノととうもろこしのスープ。
今朝もお湯だけで済む
ストレスフリーな簡単調理。
朝食で少し身体が暖まった。
テントとタープの水滴を拭き取る。
チェックアウトまで充分な時間があるので、
天日干しで乾くのをひたすら待つ。
先に乾いたテントを畳む。タープはまだ。
時折薄曇りではあるがやや強い風に期待する。
コナズ珈琲を淹れ、
リョーユーパンの「みどり牛乳パンケーキ」。
パンケーキはリンの顔でリベイク。
絶景を味わいながらまったり。
何も無くても、
ただ空と山の移ろいを味わえる
キャンプ場は好きだ。
残らずビーノに積載完了。
併設の「カフェボイボイ」に
寄って帰る予定だったが、
今日はあいにくの定休日らしい。
先日の糸ヶ浜海浜公園キャンプ場の帰りの
「大神ファーム」も臨時休園だった。
「大神ファーム」紹介はコチラ↙️
最近このパターンでついてはいないが、
それを補って充分な満足感。
忘れがたいこの場所。
何よりこの景色の一部に佇めたことが嬉しい。
キュルルルル~
カムイ2号(仮称)は至福の体験を乗せ、
久住連山の麓を後にした。
前回のツーリングはコチラ↙️