思考を眺め、静かさを得る | かむなぎ(神和)の道

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日々の気づきやメッセージなどを書いていきます。

賢者たちは言います。

「思考」というものは、本当の自分ではないのだと。


本当の自分と出会うためには、思考のおしゃべりをやめさせることが必要なのだと。


心を静かにあろうとすると、心の中に雑念が沸いてきます。
それは次から次へと沸き起こり、あなたの意識を支配していきます。

それは思考のおしゃべりです。


その思考のおしゃべりを静かにさせるには、
じゃべっている内容を眺めてあげること。

第三者の視点で、それらを眺めてあげることです。


そうすると思考はしだいにおしゃべりを止め、
「眺めているあなた」という状態だけが残ります。


それが本来のあなたを感じる具体的な方法の1つです。

思考に振り回されることのない、本当の自分自身を感じてみてください。


この「思考を眺め、静かさを得る」という智恵の種について、
賢者たちは次のような表現を用い、私達にアドバイスを送っています。

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「自由への第一歩は、自分の思考は、本当の自分ではない、と気付くこと。そう気付くと、思考を客観的に眺めることができるようになります」


「思考力というものは、基本的には、人間にとって「サバイバルのための道具」です。それが得意とするところは、情報の収集、保管、分析、さらにほかの思考に対する攻撃や防御です」


「思考力はあくまで道具。道具は仕事をするために使うものであり、仕事が済んだあとは、片付けなくてはなりません」

「思考を客観的に眺め、思考がおしゃべりをやめると、「無心状態」が生まれます。この無心状態の中に、心の平安を実感するはずです」
「思考を客観的に眺めていると、その行為をしている「ほんとうの自分」の存在に気付きます」


「さとりを開くと人生はシンプルで楽になる」エックハルト・トールより

 

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「心を乱す波の原因がはっきりわかったとき、おまえは心にさざ波が自分とは全く無関係であることに気付き、何の執着もなく、ただそれを見つめていられるようになる」

「癒しの旅」ダン・ミルマンより

 

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「真実は直感を通して心の耳で聞くもの」


「直感とは、思考活動していないときに宇宙の英知が人間に語りかけてくる言葉である」


「頭脳のスイッチをオフにするためには、『気持ち』に意識を集中させること」

「わたしたちが宇宙のリズムに耳を澄ませて、それにしがうとき、人生は驚くほどスムーズになります。ただし、リズムを聞き取り、リズムを感じ取れるようになるのは、ひとつ条件があります。それは、頭脳のおしゃべりをやめて、心を静めることです」


「宇宙のリズムを聞き取れるようになるには、いまよりもっと、生活に静けさをつくることです」

「you can have it all」アーノルド・パテントより

 

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「瞑想は、要は心静かに自分の最も深い部分を見つめ、純粋な状態に戻るということがポイントです」

「森や海辺を散歩しているうちに、いつの間にか呼吸のリズムに合わせて足を動かしていて、風や波の音、鳥のさえずりを聞くと頭と心が徐々に静まっていくのが感じられます」


「『脳にいいこと』だけをやりなさい!」マーシー・シャイモフより

 

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「自分の考えていること(マインド)を知るためには、心を穏やかにする術を学ぶことが大切です。瞑想はあなたのマインドを沈静化し、思考をコントロールし、肉体を活性化してくれます。最初は毎日三分から十分間、瞑想してみてください。そうすると、信じられないくらい強力に思考をコントロールできる事がわかるでしょう」

「ザ・シークレット」ロンダ・バーンより

 

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「もし私たちが精神性を取りもどしたいのであれば、スピードをゆるめなくてはなりません。矛盾しているようですが、スピードをゆるめてはじめて、私たちはより遠くに進むことができるです。仕事を減らし、消費を減らし、生産を減らすことで、私たちはよりしっかりと存在し、より多くを祝い、より多くの楽しみを得ることができるようになるでしょう」

「つながりを取りもどす時代へ」より・サティシュ・クマールより

 

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「雌牛を管理するとき、私たちは彼らを広大な牧場に放牧して、その様子をただ見守ろうとします。人の思考とは、まさにその雌牛と同じようなものなのです」

鈴木俊隆 ※「よいカルマ よりよく生きる20則」より

 

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「バランスを取り戻すため、自ら自身の補充のため、魂の向上のため、自分を省みるため、創造性を高めるため、自然界との真の関係性を養うため・・・このようなことに注ぐ時間を1日の中でつくる必要があります。1日に少なくとも30分間は、じっと静かにしている時間が必要です」

「宇宙に融けこむエコ・ハートフルな生き方」サティシュ・クマールより

 

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「無意識が作り出す連鎖反応から抜け出るため、意識的に思考を中断してみましょう。思考の流れに『不意の一喝』を与えるのです」

「すべての活動をストップしてみます。100%観照者になりきって、そのとき起きているすべてに意識を行き届かせます。
意識を頭の10mくらい上に持っていって、そこから全体を眺めているような感覚を持ちます。耳を澄まして、あらゆる音を聞こうとするのもいいと思います」

「思考に巻き込まれていない意識状態を作り出していきましょう。そこに本来の健全な心があります」


「さとりの授業」阿部敏郎