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ｾﾐﾅｰのお知らせ
6月30日（日）
薬日本堂漢方スクール（青山校・オンライン）
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2024年新しいPCOS診断基準
こんにちは漢方養生指導士/不妊カウンセラー
よっしいです
前記事の
の続きです。
今年2024年、日本での
PCOSの診断基準が17年ぶりに
改訂されました✨
PCOS診断には①～③全てを
満たしていることが必要です。
ちなみに新基準で妊活当時の私を
振り返ってみても全て該当に
今回の変更点
主な変更点は②と③と
思春期からの診断になります。
①月経周期異常は変更なし
・無月経：3か月以上月経が来ない状態
・稀発月経：39日～３か月未満で年に10回以下の月経←半数以上
◎無排卵周期症：25日～38日周期で来るけど排卵していない←２番目に多い
私は25日周期ぴったりでしたが、
排卵していない月もあったので無排卵周期。
②AMHが診断指標の一つに
不妊治療では
AMH（抗ミュラー管ホルモン）
で卵巣予備能を必ず調べるので
当たり前かもしれませんが
ただ仮にエコーで多胞嚢性卵巣
が確認出来ない人やケースでも、
AMHが高い場合は
代わりの一つの診断指標になります👆
３２歳当時の私はAMHが
6.43ng/mlでした。高すぎ
③アンドロゲン過剰症に「多毛」が採用
血液検査で高い男性ホルモン値が
確認できる もしくは
「多毛」があればアンドロゲン過剰症に
日本ではPCOSの
多毛症は13.5～17％ほどで
欧米に比べると少ないとされていました。
ただ美容脱毛の普及もあり
現場での診断は難しいという事情も
あったようです。
確かに妊活時期は30～40代
が中心なので、すでに処理済みかと。
つまり悩む時期も異なりますし
不妊施設に相談することもあまりないので
ちなみに「多毛」と「ニキビ」は
臨床的な参考症状でしたが、
今回「多毛」がまず、自己評価での
診断指標に採用されました。
対象は脚や腕ではなく
上唇、背中、腰、太腿となります。
（病院でもｽｺｱｼｰﾄもらえると思います）
ちなみに今後の血中男性ホルモンの
計測は総テストステロン値で統一
私はTESが高かったので
採卵期のｽﾃﾛｲﾄﾞﾎﾙﾓﾝをはじめ
食事と激しい運動を見直しました。
高男性ホルモン値も
多毛がない場合は高LHで判断
高LHでありかつ
LH/FSH高比で判断するとのことで
これは痩せ型PCOSさんの傾向となります。
これも男性ﾎﾙﾓﾝと関係あります。
一方、肥満型PCOSさん（BMI≧25）は
LH/FSH高比で判断するとのことです。
思春期からの診断
個人的には「多毛の採用」と同じぐらい
大きいなぁと感じているのが
今回、思春期の条項が加わったことです。
初経から８年以内はまだ
PCOS診断はできないとのことですが、
基準①と③ があれば「PCOSの疑い」
基準①or③のどちらかがあれば「PCOSリスク」 に。
つまり思春期で初経1年以上で
既に月経異常がある もしくは
多毛で悩んでいる女性がいる場合
卵巣エコーや血液検査で確認できなくても
早期に疑い or リスク
つまりPCOMと診断されるように。
今回の早期の診断の目的は
思春期からの治療によって
不妊リスクだけでなく
将来に起こるとされる
重い疾患リスクを低減とのこと。
・子宮体癌（通常の2.7倍）
・肥満や糖尿病など生活習慣病
・うつ病などメンタル疾患
えっ？PCOSって不妊だけじゃないのって
驚かれる方も多いと思いますが
実は排卵を毎月しない状態が続くと
女性の心身に結構
いろんな形で影響を及ぼしていきます。
東洋医学的に見ても
こころと体はつながっていて
西洋医学でも実際に
脳と子宮・卵巣はつながっている訳でして
例）ｽﾄﾚｽが多く忙しいと
月経が遅れたり重くなったり
アプローチとしては
西洋医学の治療と
東洋医学での体質改善の
両方が必要になるかと思われます。
何事もバランスが大事
男性ホルモンも女性ホルモンも
