意外と多い”隠れPCOS” | 不調と不妊と漢方養生

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現代の女性は忙しいですね。
仕事・家事・妊活・育児・介護 etc.
東洋医学から不調の原因解説と
走りながらの女性の不調ケアを紹介します
不調の原因が分ればきっと大丈夫

 

私は痩せ型PCOS

 

こんにちは漢方養生指導士/不妊カウンセラー
よっしいです

前記事の

PCOS(多嚢胞卵巣症候群)

の続きです。

備忘録のつもりでしたが

アクセスがありましたので

 

実は私もPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)

で不妊治療をしました。

他には抗リン脂質抗体症候群で

不育症と鉄欠乏性貧血もありました。

 

ちなみにわたし自身がPCOSと分ったのは

不妊治療を始めて30歳の時です真顔

 

ですが、PCOSらしき症状

見られたのはずっと昔からです。

 

子供の頃から私は痩せていて

背が高く少年体型

とにかく運動が得意でした。

中学生ぐらいになると腕など

「自分は周りよりも毛深いのではないのか」

と気になるようになりました。

社会人になると1~2年目は

ストレスと慣れないことばかりで

顎に大人ニキビができ

悩むようになりました。

当時は大人ニキビの専門皮フ科で

漢方とホルモン治療を受けて

1年でかなりキレイにおさまりました。

 

20代後半で結婚し、30歳で妊活を始め

3つめのクリニックで

初めて「PCOS」と診断されました。

 

「なるほど~!」

そこで始めてPCOSの症状を調べて

それまでの症状にようやく

全て納得がいきました。

 

ちなみに私の場合は

妊活時はBMI=21ほどで

”痩せ型PCOS”に

あたったと思います。

 

意外と多い”隠れPCOS”

 

PCOSは現代女性に増えつつあり

5~10人に1人とされていますが、

多くの方は婦人科で

診断されるまで分りません。

 

いわば”隠れPCOS”です。

知らないまま思春期から成人期を過します。

 

その背景にはPCOS診断基準があります。

実は今年までは卵巣エコーで

多嚢胞の状態の確認が必須でした✋

 

□どちらかの卵巣に未成熟卵(2~9mm)が

10個以上見られること

PCOSに多く見られる

ネックレサインの卵胞


 

ただ皮フ科では通常

卵巣エコーまでしません✋

 

そのため多毛や大人ニキビといった

PCOSの症状が出ていてもPCOSと

正式に診断されることはあまりありませんでした真顔

 

そのため妊活を始めて私のように

PCOSだと診断され始めて

自身の体質を知る人も多いと思います。

ただPCOSは意外にも妊活だけなく

思春期から更年期までの

結構長いあいだ女性の人生に

影響があります

更年期前の子宮疾患などもその一部です

 

一部、遺伝も関係しますが、

少しでも早く知ることができれば

月経周期や体質を改善することで

症状の緩和が図れるので

早期発見が大事になります☘️

 

ところが、そんなPCOSの診断基準

今年2024年に日本産婦人科学会に

よって久しぶりに改訂されました。

 

思春期でも卵巣エコーや血液検査を

しなくても、月経周期の異常と

多毛が見られれば「PCOSの疑い」と

どちらかであれば「PCOSリスク」と

診断されるように✨

 

また書きますね😉

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薬日本堂漢方スクール(青山校・オンライン)

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