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「みんなで大家さん」のCMについての話題です。
不動産投資ファンドのCMってあまりないですからねぇ
「みんなで大家さん」という企業名もインパクト大。
CMの内容も極めてユニークで記憶に残ります。
その「みんなで大家さん」が東京都と大阪府で業務停止命令という、
厳しい行政処分が為されたようです。
このためだったんですねぇ。
何をやらかしたんだい
こちらの記事の方が分かり易く詳しいですね。
何で東京と大阪かというと、
都市綜研インベストファンド(株)の本社が大阪で
みんなで大家さん販売(株)の本社が東京だからのようです。
例の成田空港近くで計画されている複合開発プロジェクト「ゲートウェイ成田」での
金融商品での問題が大事になってるんですねぇ
1口100万円で年利7%の投資らしい。
この御時世で年利7%てのがねぇ
それを堂々とTVのCMで流すッテのも凄い
成田1~18号でもう2,000億円ほど資金調達したらしい。
年利7%ですから黙っていても月に11.7億円利子を払い続けなければならないわけで。
どうやって元金や利子を払うかと言えば・・・
「ゲートウェイ成田」を完成させて、そこに入所する事業者の賃貸料で賄うようです。
で・・・当初は2025年年始完成予定だったのが、2026年年末→2027年3月と延び延び。
本来なら完成させてテナント料を受けなければ利益は生み出さない。
どうやって発生する毎月毎月の巨額の利子を払い続けているのか
そりゃ謎だよなぁ
私のように投資に関しては全くの素人でもポンジ・スキームを連想してしまいます。
でもまぁこの投資の方法は「匿名組合」というシステムだそうで。
いわゆる不動産投資ではなくて投資事業にたいする営業投資。
ってなわけで「成田○号」という商品で調達した資金は別に
「ゲートウェイ成田」事業で使う必要性はないってわけですね。
企業倫理性は兎も角として。
ってか現状の「ゲートウェイ成田」は資金も生み出さないのですから、
巨額の利子はそれ以外の事業で生じた資金を「転用」しなければ成り立たない。
どうやってるのかな
それでさ・・・その肝心の「ゲートウェイ成田」案件の工事の進み具合ですが・・・
YouTube情報によると工事進捗率2%らしい
ちょっと信じがたい数字です。
大まかな土工事が完了した程度。
これからインフラ整備が開始だもんな。
詳細図面の作成。
それに基づいて水道・ガス・電気・光ケーブルを道路に埋設。
更に建築物の設置のための工事用車両を通す工事用道路も必須。
多くの工事業者が同時進行的に業務しなければならないわけでその調整も必須。
こういう総括総合開発業務のために土木建築業のゼネコンという存在があるわけで。
果たして「ゲートウェイ成田」事業に手を貸すゼネコンが現れるのか
ゼネコン無しにはこの事業は絶対に完成しない。
中国辺りの建築業者連れてきても、
鋼材・生コン・合材等々の建設資材の掛け売りはムリですけん。
「みんなで大家さん」は10年ほど前にも営業停止命令を喰らったらしい。
その時にも商品解約騒ぎがあったようです。
それからここまで持ち直したのは凄い事だと感じます。
でも10年前とは事業規模や知名度が全く違う。
この「難事」をみんなで大家さん(=都市綜研インベストファンド)さんは
乗り越えることが出来るんだろうか