NHK大河ドラマ「光る君へ」ってヤッパシ面白れぇのぉ・・・の巻2/14 | 乾パンのブログ

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今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」は平安時代中期を舞台に

紫式部を主人公に据え藤原北家(道長)による摂関政治に向けた道筋を描く

異例な作品となっています。

 

NHK大河ドラマの二大定番は・・・戦国時代と幕末維新期。

それから源平合戦や赤穂浪士モノでしょうか!?

 

いずれも流血を伴う山有りオチ有りのスペクタル作品。

対するこの時代は(表だっては)死罪が廃止されていた時期。

 

宮中を中心とする細かい政治闘争を軸に

女官(女房)たちの動向を描く物語になりそうです。

 

人類の歴史は階級闘争の歴史である」と言うのはマルクス主義的史的唯物論の理屈。

少なくても人類が文明を得てからの階級社会の歴史は概ね正しいと私は考えています。

 

上部構造(政治)と下部構造(生産)があって、

一見上部構造が下部構造を制約しているように見えて

実は逆立的に下部構造が上部構造を規定している。

 

下部構造がその発展と共に諸矛盾が生じ

その負担に耐えかねなくなると上部構造は崩壊する。

それが革命というシステムなわけ。

 

源平時代は古代→中世への止揚期

戦国時代は中世→近世への止揚期

幕末維新は近世→近代への止揚期

 

その矛盾を表現し「革命」を描くのが大河ドラマのダイナミクスな魅力という訳です。

では今回の「中古時代」と称される「平穏」な時代はいかにはてなマーク

 

今回はあくまで雅な朝廷の内裏ドラマの世界でありますが・・・

どうしてもそこが「女性受け」するという私の偏見であります。

 

 

もう1人の主人公藤原道長役は柄本佑さん。

今風の「良い男」的面構えではないのでビックリマーク

柄本明さんの御子息なんですねぇ・・・確かに似ている感じ。

 

 

主人公まひろ(紫式部)は吉高由里子さん。

 

 

この方は私的には・・・「ガリレオ」第2部の「ヒロイン役」的女性刑事

2013年の撮影ですから10年前のお話。

今は何歳なんだろうべーっだ!

 

 

「ガリレオ」第1部の方の「ヒロイン役」的女性刑事は柴咲コウさんでした。

彼女は「女城主 直虎」で大河ドラマ主人公やってましたなドキドキ

 

 

吉高さんって左利きのようです。

 

 

平安時代に左手で書き物するのは考えられないから

今回のドラマでは右手で筆を執るシーンもあるのでしょうけど・・・

大変でしょうねぇ!!

 

純粋左利きの私も習字だけは右手で書いていました。

大きく太く書く限りでは何とかなりますが、小さく自分の名前を書くのは苦手でしたモン。

 

 

若き日の紫式部と清少納言が顔見知りだったという胸熱展開ラブラブ

平安時代の二大女性作家ですからねぇ

 

実際はこんな事はあり得なかったんでしょうけど、

ドラマなのでフィクションも想像力で堂々とぶっ込むのも魅力の一つ。

 

このような漢詩の会で堂々と貴族の子女が出席するなど・・・ね。

時代考証は・・・合せるところは厳密に合せて、無視するところは大胆に解釈するビックリマーク

 

清少納言のことをナレーターさんは「せい・しょうなごん」と区切って発音していた。

普通は「せいしょう・なごん」と発音していましたから違和感あり。

まぁ少納言だった清原氏の出自だから「清・少納言」で正しいのでしょうから。

 

伴大納言さんや権中納言さんは「ばん・だいなごん」で「ごん・ちゅうなごん」です。

しかし清少納言の場合は実際は「せーしょーなごん」と発音します。

「せい・しょう」よりも「せーしょー」の方が発音し易いのでいつの間にかこうなった・・・

と考えますな。

 

 

実際に建物のセットを組んだのかはてなマーク

立派ですラブラブ!

でも今はCGも違和感無いですからねぇ

 

開放的な建物です。

夜や夜間は簾を垂らすのでしょうけど冬季は京都でも寒かっただろうなぁ雪の結晶

夏季でも蚊や蠅等の害虫が容赦なく入って来そう。

平安時代に蚊帳ってあったんだろうかはてなマーク

また防犯上も問題大ありで京都でも強盗が跋扈していたのは当然かも知れません。

 

 

源雅信の一ノ君源倫子の愛猫コマロちゃんにゃー

でも・・・「左大臣源雅信は宇多天皇の血筋」とのセリフを聞くとねぇ・・・

 

この大河ドラマ・・・

知ってる人だけニヤニヤする小ネタが多数ぶち込まれてると察します。

 

漢詩の会の設定も絶妙!!

清少納言の闊達な姿を見て藤原道隆の妻である高階貴子がニヤリとかも。

 

この脚本は紫式部を初めとする当時の女性(女性知識人)の方々に対する

リスペエクトを強く感じます。

脚本家は女性の方なんでしょうねぇドキドキ

 

今年のNHK大河ドラマは切った張ったの流血沙汰は少ないと思います。

一部のカルト的ファンが楽しむ一年になるかもねぇクマ