那須野が原を少し散策する・・・の巻2/23 | 乾パンのブログ

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下矢印前回の書き込みの続き・・・

 

 

那須野が原博物館を見学した後・・・

国際医療福祉大学付近の日本陸軍飛行場滑走路跡を散策して

ついでに那須与一伝承館を廻ってから郡山に帰る計画でした。

 

 

しっかし那須野が原って面白い、興味深い場所だってのが分りましてベル

今回は那須野が原を少しだけ散策して帰ることにしました。

 

 

先ずは・・・会津東街道を走って千本松牧場へ車

駐車場に車を駐めさせて頂いて散策開始。

 

 

那須疏水の見学ドキドキ

 

 

日本三大疏水(那須・安積・琵琶湖)ですからね。

 

 

第三取水口

 

 

簡単な背割り分水工ですね。

そっか・・・明治時代初期にはまだ円筒分水はなかったか。

 

 

政府の研究部門の所属で平坦で広い原っぱがアッチコチに沢山残っています。

確かにコレだったら那須野が原に首都機能をソックリ移転できるなぁ・・・と思いましたモン。

 

 

こちらは第四取水口。

構造は第三取水口と同じであります。

 

 

分水工の迫力を十二分に楽しむには農閑期ではなくて

田植えの頃に訪れるべきなんでしょうけどね音譜

 

 

では那須基線の北端側観象台を探しますが道に迷ってしまった汗

 

 

この直線道路の北端にあるはずなのですが・・・

 

 

 

ようやく見つけましたが・・・ココって直線道路から少しオフセットになっているような・・・

ブラタモリの「那須」の回にタモリさんが訪れてましたもんねパー

 

 

よくよく見たら千本松牧場の目の前だったんだな。

明治時代初期に設置された基準点はその後忘れ去られて

昭和初期に再発見されて埋め殺しになってる様子。

 

 

凢号水準点もあり。

「不」状の記号の横棒の高さで水準測量するための・・・とのこと。

 

凢号水準点は明治初期の内務省地理局時代に用いられた水準点で

都内や全国各地でも永久構造物(神社やお寺の礎石・墓石等に多い)で

この「不」の記号が結構残っているそうです。

 

 

折角ですから千本松牧場でお買い物もしましたグッド!

 

 

結構人が多かった・・・

東京からでも那須は手頃に訪れる事が出来る観光地のようですねベル

 

 

では縦道とも称される平坦な直線道路を延々と南下。

 

 

ココが那須基線の観象台南端点。

 

 

実際の基準点はこの石版の下に埋められているらしい・・・

 

 

現在の国土地理院の前身の陸軍参謀本部陸地測量部の前身の内務省地理局が

明治初期に日本で最初の近代測量による日本地図作製に着手。

 

先ずは三角測量となりますが、最初に基線となる二点の正確な距離測定が必要。

平坦で高い樹木が育たない那須野が原はその基線測量に恰好の場所だったようです。

 

那須基線の長さは10,628.310589mとのこと。

当時の測量器具で1μmまでの測定は不可能だし、

繰り返し繰り返し距離測定を行ってその平均値ってことなんでしょうね。

 

那須基線の測量後程なく、日本の地図作製は陸軍参謀本部陸地測量部に移行。

すると今度は神奈川県の相模野~座閒間において新たに相模野基線を設置。

 

こちらが現在まで続く日本の地図測量の基線となり、

那須基線は直ぐに忘れ去られてしまう運命になります。

 

 

基準点の上に三脚櫓を組んだそうですが、

当時は那須基線の両端から相手側の櫓が目視できたそうです。

現在は・・・JR東北本線の高架橋が邪魔して見通せませんね目

 

 

那須連峰も綺麗に望めます。

湿度の低い冬季だったら10km程度でも十分に見通せたでしょう。

 

 

上矢印今回の那須紀行での戦利品ドキドキ

 

 

千本松牧場で購入したワイン、720mlで2,000円ビックリマーク

普段なら1瓶500円以上のワインでも買うのに逡巡しますが、

旅行に出かけると高いモンでも買ってしまうんだよなべーっだ!