この前の土曜日のこと・・・東京宝塚劇場で宝塚歌劇を観劇いたしましたが、
時間が合ったので、JR市ヶ谷駅で下車して歩いて劇場に向かいました
距離にして5kmぐらい。
散策しながら2時間ほどブラブラ歩きましたが楽しかったな
天気良かったし
南側から見たJR市ヶ谷駅と江戸城外堀。
この場所に江戸時代には市谷見附がありました。
ここら江戸城よりも標高が高かったために、
わざわざ防御のために諸大名に手伝普請させて外堀を構築したそうですからね
靖国神社と法政大学の間の坂道(富士見坂)を登って行きます
法大は校舎を建て替えたようですが、雰囲気は昔と変らないなぁ
東京に数ある富士見坂の一つです。
ここから昔は富士山が見えたはずですが、今はご覧の通りです
東京都心部を散策して興味深いのは道路の区画割りが江戸時代とほとんど変らないこと。
例えば・・・赤丸の食違い十字路も江戸時代の切絵図から全く変らないから驚きですよ
その食違い十字路ですが警官や警察車両がウジャウジャいてバリケード封鎖
何だと思ったら・・・ははぁ~・・・この先の右側に朝鮮総連本部があるからなんですね。
このような場所でお巡りさんの姿を撮ると確実に職質されますから、居ない瞬間を撮影です
江戸幕末期はこの写真正面に辻番所があって、右側に酒井采女、
左側に戸田能登守(いずれも旗本)の敷地があったようです。
明治時代になって右側の敷地は山階宮邸となり、左側は陸軍軍医学校になったと・・・
このように昔の歴史を思いながら歩くのが散策の魅力の一つです。
直ぐ側にある白百合学園。
土曜日の朝8時頃なのに、ピアノとブラバンの練習をしているようでした。
こんな都心の一等地にある中高一貫教育の女学校。
如何にも良いとこのお嬢様学校だわな
やっと靖国神社の境内に入りますが・・・
もう靖国神社の桜は散り始めてますねぇ
朝だと人が少ないですね。
裏手にある池泉回遊式庭園。
都心とは思えない風景です。
もう少し前ならば、満開の桜を眺められたのにな
真っ青な空と大村益次郎(村田蔵六)像。
大村と言えば・・・司馬遼太郎の「花神」だよなぁ
日本陸軍の祖ですが、国民皆兵制を唱えたために不満士族に暗殺されてしまいます。
靖国神社から千鳥ヶ淵緑道を南に進みますが、やっぱり桜は盛りを過ぎていますね。
千鳥ヶ淵戦没者墓苑ですが、靖国神社と違って人影は皆無ですな。
六角堂。
合掌(-人-)
江戸城内堀ですが、こう見ると桜が綺麗だわな。
半蔵門。
服部半蔵率いる伊賀者が警備していたらしい・・・
皇居に直結する門なので、近づくことは出来ません
江戸城内堀を左回りで進みます
黄色い菜の花が綺麗だなぁ
アカツメクサも盛りですな
いわゆる雑草の皆さんも細かく見ると楽しいモンです
三宅坂の最高裁判所。
振り返ると・・・右手側にはかつて参謀本部等の日本陸軍官衙があったのですが、
現在では当時の面影は全くありません。
桜田門→警視庁、三宅坂→参謀本部、というのは隠語だったんですけえどね。
んで、桜田門を通り過ぎて・・・
日比谷公園を突っ切れば、日生劇場と帝国ホテルのある日比谷門交差点に到着。
東京を散策して思うのは、東京の地形の複雑さ。
平坦な場所がほとんど無いもんなぁ
定期的に繰り返される富士山の大噴火と武蔵野台地の複雑な傾動運動の結果なんだろうけどね。
思うに、京都や大坂や名古屋の方が東京に比較すると、遙かに「平たい」
よくぞ東京なんかを首都にしたもんだぜ