偶々CS放送タカラヅカ・スカイ・ステージで「ようこそレビューの世界へ#4」をやってたので拝見。
#4は鴨川清作先生を中心とした特集でした。
鴨川先生の御弟子的立場だったらしい草野旦先生と専科の美穗恵子さんで番組は進みます。
シャンゴで振付担当のパディ・ストーン氏と鴨川先生。
「鬼のストーン」と称されていたようですが、その演出振りは・・・
現在だったらパワハラそのもので不可能でしょうね。
あまりの厳しい指導に耐えかねて女子トイレに逃げ込むジェンヌさんを追いかけて殴りつけるとか・・・
う~ん
私は6年前の星組ちえねねコンビ時代のノバ・ボサ・ノバを観ただけですが、
なんて突飛な演出なんだろう・・・と驚きました
でも過去の鴨川作品の画像だけ拝観しましたが、どうやら「風変わりな」振付はデフォルトだったようです・・・
海外旅行が完全自由化されたのは1964年(昭和39年)ですから、
その直後に鴨川先生は欧米旅行されたようです。
凄いバイタリティ
衣装・装置担当の静間潮太郎先生にもスポットを当てていたのもGJ
演出や振付は私も注目しますが、さらなる裏方さんってよく分からないですからね。
でも、舞台には必須な役割を担っている方です。
真帆志ぶきさんも含めて、皆さんお若いねぇ
静間先生の御弟子さん的立場が大橋先生のようです。
2011年の星組ノバ・ボサ・ノバ再演では後にフィナーレを付け加えるために、
八百屋舞台に大階段をつなぎ合せるという「荒技」を行ったそう
でもこれだって実際に「実務」を行ったのは更に若い大道具担当の方だったはずですし、
このような無名な裏方さんが居てからこそ舞台が成り立つんでしょうねぇ
鴨川先生は51歳という若さで夭折されてしまいますが・・・・
でも人って若くして不慮の死を遂げると過大評価されやすいし、なかなか難しいとも感じますが。
鴨川先生の死は1976年(昭和51年)の花組再演ノバ・ボサ・ノバ大劇公演初日の前日だったそうで・・・
関係者の方々も宝塚ファンもショックだっただろうなぁ
草野先生のお言葉で印象的だったのは
「ショーの再演は初演と同じ演出家が演出しないと不可能」
ご自分がノバ・ボサ・ノバの再演を演出されたからこその実感だとお察ししますが、
それだけ舞台における演出家の役割の大きさを感じさせます。