この前の宝塚大劇場で観た「ガイズ&ドールズ」の感想の補記
1.指揮は佐々田愛一郎先生
オケピから身を乗り出して、舞台上の役者さんにも歌の指揮を行っていました。
歌の出だしを合図して、役者さんもちゃんと佐々田さんの指揮を視線に入れつつ歌っているんですね
ふ~ん・・・でもオケピが客席前にあるから指揮を見ながら歌えますが、舞台の後で指揮している時は
どうやって確認するんだろうかね
でも、最前列で観ると佐々田先生が邪魔で舞台の奥が見えない
2.COLD CUTSってなんだろう
下手側のセットにある食堂(ダイナーですか?)に書かれてある英語
「COLD BEER COLD SODA COLD CUTS」
BEERとSODAは分かるけど、COLD CUTSって何だろうかと考え込んでしまいました。
調べたら分かりましたが、薄くカットされたハムやローストビーフ等の冷製肉のことなんですねぇ
アメリカ人って70年前から安食堂でふんだんに肉を食べていたんだなぁと驚いてしまいます\(゜□゜)/
3.救世軍について
よくよく考えてみると、救世軍って軍服着て軍隊組織(階級)でのヒエラルヒーがあるのだから、
かなりヤバイカルト集団であるとも言える、「教団」だしね。
でも世界で最も権威のある慈善団体の1つであるところが面白いところ。
要するに宗教団体って中身が大事ってことですかな
一昔前まで東京でも年末になると駅前での「社会鍋」を囲んでのブラスバンド演奏が名物だったけど、
最近は見ない気がします。
4.救世軍の肩章
よくよく見ると救世軍ブロードウェイ分隊の兵士達のうち、派手なモールが付いている天寿光希が士官、
他のメンバーが下士卒のようです。
でも肩章を見てみると、下士官と兵卒の区別が分かるような気がしますが・・・
毬乃ゆいと白妙なつが兵士、サラ等他のメンバーが下士官か
5.風ちゃんの客席いじり
1幕キューバの場面、妃海風ちゃんが客席降りして客席いじりします。
私が観た時は下手側通路に座っていた白髪のおじいちゃんに向かって、指を組んで手を合わせて
「ここにクリストファー・コロンブス眠る」とセリフを唱えて、笑いを取っていました。
あの場面って風ちゃんが客席(客席)を見て、自分の判断でやってるのかな・・・
6・ギャンブラーたちのキャラ立ちが素晴らしい
男役さん1人1人のキャラ立ち具合が見事で、目が幾つあっても足りない状況
ほんと~~~に、見どころです
宙組「王家に捧ぐ歌」ではほとんどの組子がモブ扱いだったのとは大違い
特に壱城あずさの弾けッぷりが素晴らしくて、私の目線は彼女に釘付けさ
そんな個性豊かなギャンブラーが、2幕救世軍教会での「座れ、舟が揺れる」のナンバーでは
見事なまでに息を合わせて歌い上げる。
あそこはこの芝居、随一の名場面ですな。
7.フィナーレでは3人が羽根背負ってた
普通この手の1本物ミュージカルでは、フィナーレではトップスターのみが大きな羽根を背負うもんだけど、
今回は、紅ゆずる・妃海風を含めた3人が大きな羽根を背負っていて、ちょっと驚いた。
これって、そもそも「ガイズ&ドールズ」ではこれが普通なのか、それとも新生星組を意識して
酒井澄夫先生が気を利かせたのか
何となく嬉しいですね。
8.終幕後の演奏あり
フィナーレ終わった後も少し、オーケストラの演奏があります。
時々見受けますが、ちょうどオーバーチュア(序曲)の反対語なんだけど、何と言うのかな。
幕が降りても大人しく座っていて、演奏後は拍手しましょう
9.酒井先生で思い出したけど・・・
今の星組で「エンター・ザ・レビュー」やって欲しいなぁ
10年前の作品だけど
北翔さんの朗々と歌う様が、春野寿美礼さんを彷彿とさせたから。
また全国ツァーや博多座公演をやる機会があれば是非にです。
個人的にフィナーレ大好き
取りあえず以上です
ツイッターを見ると、星組のとある生徒さんの体調不良情報の書き込み多数・・・
正式な劇団発表があるまでは迂闊なことは言えませんが、何事もないことを祈っています。