アニメ最終話「旅路の涯」感想 | 風紋

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鋼の錬金術師ファンの雑文ブログ



  リンとランファンに愛が偏っています

今さらですが、もうこれで最後の感想です!


*いきなりノックス先生で嬉しい(←このおっさん大好きv)
「町医者だ。」ってことは、監察医やめて臨床医師になったんですか?
この清々しい顔は、彼もイシュバールを越えられたんでしょうか。
背後のマルコーさんが体がデカすぎて顔出るまで別人だと思ってました。


*病室のロイアイベッド隣り合わせ! うわあー、いいのかコレv
目が見えないってのにイシュバール政策やる気の大佐は脳天気すぎるので
はないかという意見もありましたが、自発的に頑張る大佐にブレダたちが
協力してるのは嬉しい。原作ではマルコーさんの現れ方とか賢者の石を
使うことがご都合な感じがしたものですから。
マルコーさんの「私には石の言葉は聞こえない。だからこれは願いです。」
大佐の「彼ら(イシュバール人)は怒るかもしれないな。あと鋼のも。」
これらのセリフが石への思いを汲んでてほんとに良かった。
そして、ハボックに電話するのがブレダってのがいい。
問答無用でセントラルに呼びつけるこの二人の仲が好きです。


*スカーがアームストロング邸に!
「また生かされた。」は半分ギャグでしたから、ナシですね。
天蓋つきベッドがこれほど似合わない男もいないと思います(笑)。
「文化の死は民族の死だ。」
宗教はあまり肯定的に描かれていないこの作品ですが、信仰自体は否定
していないんですよね。それをイシュバラ教復興というはっきりした形で
出してくれたことが地味に嬉しいです。
「好きに呼べ。」のスカーが実にいい顔をしているのが感慨深いです。
オリヴィエ様の「また会おうイシュバール人。」がカッコよすぎた!


*エドアル帰郷~!!エドはアルの体を気遣ってアルはエドの足を気遣う
小さな声の「ありがとう。」がいいです。
メイを心配するアルに「あれから2ヶ月たっているし、あいつ(=リン)
にまかせとけば大丈夫だ。」で回想シン組エピソード!
・・・ランファンのあのセリフなしかよ!!!!(号泣)
でも原作で誰?と思うほどなげやりな顔してたリンが補正されてたのは
よかったです。ていうかドSな顔してる時はどこのイケメン?と。
「チャン家の皇女。」という呼び方は、リン絶対メイの名前覚えていない
からですよね。メイとしては敵でもリンとしては取るに足らない相手だった
んじゃないかと思います。
「受け入れてやる。」前後のメイ・チャンの顔芸がむっちゃ可愛い!
リンのセリフが生まれつきノーブルな宮野ボイスのおかげでものすごく
鷹揚で優しい言い方になってて、頭にぽんと手を置く仕草も追加で
「兄妹だーv リンすっごくお兄ちゃんだー!」とほんわかしました。
でも、爺様を早く埋葬してやりたいからって・・・どこへ?


*そう思っているうちに「おかえり!」「おう。」「ただいま!」と
Aパート終了。
ウィンリィの扉を開けるまでのシーンが音楽だけのセリフなしでじっくり
見せるのはよかったですが、その尺を半分でもランファンにッ・・・!


*CM明けアイキャッチはマスタング組。
屋根の上のシーンは2年後なんですね。
アルがすっかり青年の体、なのに可愛い釘宮ボイスってのは(笑)。
グレイシアさんの横のエリシアちゃんの成長具合を気にし、ジェルソと
ザンパノの作画さんの才能のムダ使いとしか思えぬあのシーンに爆笑して
いたらED曲が流れて「このまま終わりか?」。
と思ったら旅立つアルがエドに代わって駅のシーン。
エド思いっきり挙動不審。プロポーズのタイミングはかるのに必死だよw
このいっぱいいっぱいなエドのほうが
「等価交換だ! 俺の人生半分やるからお前の人生半分よこせ!」などと
口走ってしまう色気のなさにつながって好きです。
「半分どころか全部あげるわよ。」で気づいて真っ赤になって値引きし
はじめるウィンリィも可愛い~!


*最後のあの言葉の朗読はエド自身のモノローグでしたね。
痛みを越えた者でないとあのセリフは
「おまえに犠牲を強いられる謂れは無え!!」
と言いたくなったと思いますので(だから誰の言葉かわからない原作では
これは蛇足ではないかと思いました。)エドでよかったです。


*そしてまさかのホログラム!!
思えば1年前このOP曲で私の鋼FA熱は俄然沸騰したのでした。
1年たって終わりの始まり。明るい旅立ちにぴったりの曲ですものね。
写真には色々ツッコミどころ満載です!
:ウィンリィがドミニクさんと写ってる。ちゃんと再修業できたんですね!
:少佐はロス・ブロッシュとシンへ?国交回復のさきがけですか?
:フュリーが軍服でない。もしや退役して民間ラジオ局に?
 でもマスタング組の誓いがあるからこれは彼の「別宅」なのかも。
:私服のハボブレダレベッカの3人も意味深。レベッカちゃんは第二の
 マダムクリスマスにしか見えない。彼らも「内職」やってるの?
:マスタングのヒゲに目を疑う。油性ペンで描かれたとしか見えないw
:やっぱり笑っていいですか皇帝リン!もう年齢不詳すぎる!
 ランファンはいくらお任めでも気配消しすぎと思います。
:ファルマンいつの間に子持ちに? 出世したのか?
:エドウィンの家族写真にアルメイとガーフィールさんとパニーニャ!
 どんな状況なんだろう?
:列車に乗り込むエド。その満面の笑顔。感無量です。



「人生の教訓」とばかりにシリアスに重く描くのもいいですが、少年たち
に思いもかけぬこと・馬鹿馬鹿しいこと・あっけないこと・笑えること・
そういったこと全部ひっくるめて頑張っていこうと思ってもらえるような
物語を見せてくれたことに感謝したいと思います。
これこそ上質のフィクションのなせる力だと思います。
いいものをリアルタイムで体験することができて人生のネタが増えましたw
ありがとう鋼の錬金術師FA。


そして劇場版!!!! まだ祭りは終わらないぜーーーー!