オススメ本 1166冊目 ひきこもり処世術 | カモシダせぶんの、日々の文

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松竹芸能のピン芸人、カモシダせぶんです。本屋と図書館が好き。そんな僕の、ブログです。僕を、知ってる人がいたら嬉しい。好きな小説家は詠坂雄二。好きな歌手は後藤まりこ。好きなダンは、モロボシダン。

現役書店員芸人カモシダせぶん(デンドロビーム)の


木曜に、一冊、本の話を


今回はー、カレー沢薫のエッセイ


ひきこもり処世術




コロナ禍で皆が外に出なくなった時に連載されていた記事


そこと関係なく、会社員じゃなくなってからひきこもり気味だったカレー沢さんだからこそ書ける素晴らしい一冊でした。まずこのテーマで笑える文章かけてるのが凄い。


まず大前提として、ひきこもりを外に出そう。という方の意見じゃないのが良い。


なんならカレー沢さんはよりひきこもりになってる。しかもそれが凄く効率的なひきこもりなので、頭いいなーとすら思いました。


1つの考え方として、今ひきこもってる人や家族の人にも読んでほしいなと思いました。かなり救われるのでは。


かつ、ひきこもりにいたるプロセスもしっかり書かれていて凄く勉強になりました。


あとイオンって葬儀場あるんだー。とかのサブ知識も増えました。


カレー沢さんのエッセイの中でも群を抜いて社会、メンタル、自己について書いてるのに笑いの切れ味も鋭い。かなり一歩踏み込んだ一冊になってますね。


今連載してるマンガ『ひとりでしにたい』も社会的だし、凄い作家さんになってきたな……


過去のエッセイでちょくちょく出てきた親父殿の話がシリアスな部分までしっかり書かれてたのも印象的。


愛嬌って最後の砦かもなーと思えました。


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7/27(土)

【ミドル座】

会場 渋谷ばぐちか

開演 15時半

終演 17時

チケット

前売 1500円

配信 2000円