現役書店員芸人カモシダせぶん(デンドロビーム)の
日曜に、一冊、読んでほしい本
今回はー、青山剛昌の名作マンガを、柳田理科雄がしっかり研究したこちら
名探偵コナン空想科学読本
小学館から出てる……この公認感いいですね。ちゃんと元ネタの話も原作から絵を引っ張ってきているからわかりやすい。
リアルとファンタジー両方とも突き詰めてるコナンの、ファンタジーの部分を科学でしっかり検証。
まずは大前提の「子供になる毒薬アポトキシン4869」の検証。大人から子供になると体の周りに40から近く垢などの老廃物が出てくるらしい。あの序盤で警官に保護されそうになるシーン、暗かったけどもしかしたら垢が残されていたかもしれない……
蘭ちゃんのパワーについての検証は、電柱に穴開けたり、小五郎を壁にめり込ませていたり、そもそもの話がめちゃくちゃすぎる。しっかりとした検証も良かった。そんな蘭ちゃんがキック力増強シューズ履いたら、もはや蹴った瞬間にビル砕け散るらしい。やべー。
一番好きだったのは平次が人魚伝説の時に、和葉に手を矢で刺されても握り続けたのはもはや脊髄まで和葉を愛してる。という言葉。科学で愛の濃度を語るの良いですよねー。
他にも京極さんの動きの凄さ、キッドのイリュージョンはもはや科学で検証不可能?マニアックなところだと平次の母ちゃんの扇子捌き凄い。など色々あります。楽しかったー。
最初にリアルな方で、ジェットコースター殺人事件で「涙が横に流れる」を取り上げてるのも良かったです。
コナン好きにはマジたまらない一冊でした。オススメですー。
是非次は劇場版特化で出してほしい。
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7/27(土)
【ミドル座】
会場 渋谷ばぐちか
開演 15時半
終演 17時
チケット
前売 1500円
配信 2000円