オススメ本 1154冊目 フェミニスト、ゲームやってる | カモシダせぶんの、日々の文

カモシダせぶんの、日々の文

松竹芸能のピン芸人、カモシダせぶんです。本屋と図書館が好き。そんな僕の、ブログです。僕を、知ってる人がいたら嬉しい。好きな小説家は詠坂雄二。好きな歌手は後藤まりこ。好きなダンは、モロボシダン。

現役書店員芸人カモシダせぶん(デンドロビーム)の


木曜に、一冊、本の話を


今回はー、近藤銀河のエッセイ


フェミニスト、ゲームやってる




美術史研究家&アーティスト、フェミニストであり、パンセクシャル。車椅子ユーザーでもある近藤さん。そんな近藤さんはかなりのゲーマーでもある。


この本は様々なゲームをフェミニズム、クィア、歴史の視点で近藤さんが分析し、そのゲームの良かった点といたらなかった点を正直に書き出しているエッセイ。


とても良かったです。時代が進んで、様々な考え方がきちんと表面化してる現代において学ぶべきことを前より理解できるようになったし(完全に理解するためにはまだまだ勉強しなくてはいけないが)


何せ『ゲームエッセイ』としてとても良い。


ゲームに違和感を持って途中で投げてしまうことに罪の意識を感じなくて良い、というのは深く刺さった、いつの間にか今のゲームはやることが多すぎてトロコンとか、やりたくないところまでやらなくちゃいけないのかな?という気持ちにさせられていました。


ゲームのストーリーの説明も上手い。ミドルエイジ女性が主人公の『レイク』トランス女性が主人公の『イフ•ファウンド』の章は泣きそうになってしまった。ゲームをやらずに、しかもやりたくなる文章なのにこの体験はとても新鮮でした。


海外ゲームが多かったのも印象的それにより国内ゲームではこういう色々な人への視点が足りてないんだなぁと改めて思った。時代は携帯ゲーム機に【ゲームボーイ】と付けてた頃から変わっていってるのだが……


僕、凄くゲームに救われてる人生なので(僕は僕自身を回復させるためにゲームをやってることが多い)


もっと沢山の人がこの本読んでゲームによって救われてほしいなと思いました。海外インディーズゲームいっぱい知れた。


特にやりたくなったのは


「レイク」、「イフ•ファウンド」、「ディスコエリジウム」


積んでた「ゴーンホーム」もやらなくては……


近藤さん自身も書いてましたがゲーマーの人にも、フェミニストの人にも読んでほしい一冊です。


YouTube 

【書店員芸人カモシダせぶんの読書のおとも】



チャンネル登録、高評価、お願いしますっ。


6/23(日)

【ミドル座】

会場 渋谷ばぐちか

開演 15時半

チケット

前売 1500円

配信 2000円

(松竹のバトルライブです!)


6/24(月)

【プライムライブ】

会場 赤坂チャンスシアター

開演 19時

チケット

1500円(1ドリンク込み)

(色んな事務所の若手代表が出るライブです!今月の松竹代表は我々)