オススメ本 1125冊目 毛利先生 | カモシダせぶんの、日々の文

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松竹芸能のピン芸人、カモシダせぶんです。本屋と図書館が好き。そんな僕の、ブログです。僕を、知ってる人がいたら嬉しい。好きな小説家は詠坂雄二。好きな歌手は後藤まりこ。好きなダンは、モロボシダン。

現役書店員芸人カモシダせぶんの


日曜に、一冊、読んでほしい本


今回はー、Apple Booksで見つけた短編小説


芥川龍之介の


毛利先生




主人公が中学の時、短期間だけ英語を教えていた毛利先生


凄まじくおじいちゃん、かつビジュアルが変すぎて、生徒たちが授業中笑ってしまう


確かに行動は読んでいても中々ウケる


ただ大人になった主人公は当時を振り返り


真剣に授業をしてる人を笑ったのは良くなかったのではないかと後悔する


めちゃくちゃ生徒に舐められてしまった毛利先生、自分が正義だと疑わない生徒たち


なんとも言えない気分になります。


大人になった主人公はなんと偶然毛利先生と再会します。そこで毛利先生は……というオチ。ここが良かったですね。少し寂しさもあって。


お笑い芸人やってると普通なんですけど、日常生活や社会における人への「いじり」を考えさせられる短編でした。短いんで是非とも。


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