現役書店員芸人カモシダせぶんの
木曜に、一冊、本の話を
今回はー、青崎有吾の学園知的ゲーム連作短編集
『地雷グリコ』
主人公は女子高生、射守矢真兎。彼女の周りでは何故か、物事を特殊なゲームで決めることが多い。
このゲーム、グリコ、じゃんけん、だるまさんがころんだ、ポーカー等、既存のゲーム。なんですけどそこにルールが加えられて
運の要素がかなりなくなり、超心理戦ゲームになる。この時点でめちゃくちゃ面白い。
そして主人公真兎もキャラがバチバチに立ってる、フリーダムな感じがこの小説にあってる。見守りキャラの鉱田ちゃんもいいかんじ。
どの話も好きでしたがと数学好きなので特に表題作「地雷グリコ」楽しく読めました。自分だったら地雷どこに置くかなー。
じゃんけんのオリジナルの手を自分と相手が一つずつ考えて戦う「自由律じゃんけん」これもやばかった。
いや、メジャーすぎるじゃんけんで突飛な面白い話や追加ルールって
ジョジョ第4部の「じゃんけん小僧」の話か
三日月マンハッタン仲嶺さん考案の「一発じゃんけん」
の二つが最高峰だと思ってましたが……まだまだじゃんけんを面白くできる人っているんだなと感動しました。ベタ設定こそ、ハードル高すぎて本当に面白い物作るの難しい。
今度芸人仲間と地雷グリコか自由律じゃんけんしてみたいです。
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1/17(水)
「読者たちの夜会」
会場 ネイキッドロフト横浜
開演 19時半
前売&配信 1500円
本のプレゼン対決企画ビブリオバトルもやりますよ📕
読書好きも、そうでない人も楽しめるライブなんで是非〜〜!