オススメ本 七百七十六冊目 帰ってきたヒトラー | カモシダせぶんの、日々の文

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松竹芸能のピン芸人、カモシダせぶんです。本屋と図書館が好き。そんな僕の、ブログです。僕を、知ってる人がいたら嬉しい。好きな小説家は詠坂雄二。好きな歌手は後藤まりこ。好きなダンは、モロボシダン。

現役書店スタッフ芸人ウルトラトウフ カモシダせぶんの

木曜に、一冊、本の話を

今回は、ドイツの長編小説

ティムール・ヴェルメシュの

帰ってきたヒトラー


設定は

2011年のドイツに、拳銃自殺した直後のアドルフ・ヒトラーがタイムスリップしてきてなおかつ復活する。
ただ、⁽周りにいた人たちから「ヒトラーのモノマネ芸人」と勘違いされて、TVのネタ番組に出演。
ここでの反響が凄くて、YouTubeにアップロードされた動画は70万回再生、人気が出てバズって、その先にヒトラーを待つものとは…

と言ったお話。

実は映画版を数年前に見て無茶苦茶感動して絶句もしたので(ノンフィクションのロケを入れたりオリジナル要素も強い)

原作も読もう読もうと思ってましたが上下巻。手が出せなかったのですがいざ読んでみると

一日半で二冊読み終えてしまいました。外文なのに凄く読みやすかったなー。


大前提としてヒトラーというのは

人を虫けらのように殺せる、壊せる、恐ろしい人物だったわけです。

そんなヒトラーが何故、ナチス党首となり、残虐非道な行為を沢山の人を使って出来たかと言うと

カリスマ性があったから。

そのカリスマ性がわかるエピソードがいくつも出てきます。中には微笑ましいと感じてしまうものも、それが恐ろしい。

あとは芸人と間違えられてテレビデビューするんですが

何故それがめちゃくちゃウケてるのかが、かなりシニカルに書かれてて、芸人が読んでても納得です。

あとはメディアが持っている危険性とか…


詳しい話は、今日やった読者たちの夜会で全部話してますので是非とも有料アーカイブを


このライブで、エル上田さんから

じゃあヒトラーは最初から悪だったのか。と芯を突かれて、自分の嫌悪感の持ち方を改めました。浅かった。

踏まえて、アーカイブ、この本、映画全部見て欲しいなー。

おかげさまで優勝。ドイツの現状って日本だとホント知れないから、是非とも沢山の人に読んで欲しいです。

告知

マンガ原作「ディベートショーダウン」(無料で読めます!)



10/18(日)
『小猿ライブ』
会場 新宿バッシュ
開演 14時
チケット
1200円

10/24(土)
【浅草LIVE】
会場 浅草東洋館
開演 12時
チケット
一般 2500円
学生 2000円
小人 1000円

10/25(日)
『肉食ライブ』
会場 新宿バッシュ
開演 14時
チケット
千円

10/29(木)
【シカくいトウフをマルくするvol.6】
会場 秋葉原ZERO-G
開演 19時半
チケット
来場 千円+1ドリンク
配信 1100円
出演
ウルトラトウフ(ネタ三本)
ゲスト(ネタ一本、トークコーナーあり)
ホタテーズ(MCも)
森本サイダー
じなんぼ〜いず