写真はオリーブの花芽。
昨日の午後から雨です。
低気圧爺が日本海に長居するようで、しばらく雨続きになりそうです。
孫娘サーちゃんは今日は幼稚園初通園。
「ひよこ組」で、いわば「見習い組」
泣かずに通園できるか爺ははらはらしております。
さようさよう、サーちゃんの母親はその昔、幼稚園初通園日に泣きじゃくり、会社を休んだそれがしも泣きたい思いで送ったことを思い出します。
実はあの時、ぐずる「サーちゃん母」に手を焼き、コッソリ連れ帰ったのです。
連れ帰る途中の公園でブランコ、滑り台、タンポポ摘みで時間を潰し、内緒で帰りましたな。
でもね、時間を潰すとは言っても、こりゃ大変なこと。
小一時間ほどで帰宅する早業はどうしても家人の目につきますね。
「サーちゃん母」とそれがしは玄関に並んで首うなだれ、叱られましたよ。
「愚図ったっていいんだよ!泣いても叫んでもそのまま置いて来なけりゃ、この子はいつまで経っても幼稚園に慣れっこないよ!」
「慣れっこ」も「連れっ子」もさような冷酷非道な仕打ちができますか、これを人非人と言うのですぞ。
それがしは翌日も会社を欠勤しt「サーちゃん母」を送るはずでしたが、以後送迎の役は二度と与えられなかったのです。
今日はサーちゃん初通園。
立志の日ではありませんか。
送迎の役目は、爺をハナから相手にしないでスルーしましたが、昨日から爺は何度か「お返事の練習」をいたしたのです。
「えー、サーちゃん!」
「……」
「えー、サーちゃん!」
「……」
昔ムカシの思い出の木、小豆島で買った「オリーブ」の花芽が雨に打たれて可憐に見えました。
駄句5句。
オリーブは忘るはず無き夏の花
オリーブの花鉢に咲き夏教ゆ
オリーブの花咲く頃の懐かしく
初夏の陽にオリーブ燦めく小豆島
小豆島オリーブの花懐かしき
腰折れ3首。
小豆島夢語りし日も半世紀オリーブの花持て逝きにけり
人替わりオリーブの花盛りなめり50年昔小豆島浦
瀬戸内の陽の輝きから半世紀オリーブ懐かし小豆島山