写真は白花満作(しろばなまんさく)。
昨日は暖かかったですね。
早寝遅起きを信条とするこのアホ爺も、早朝に機嫌良く起きたのです。
さて起きたのは良いとして、家内では爺のなすべき仕事がない。
掃除をさせれば10円玉も掃き出す。
洗濯を命ずれば白黒綿木綿ごった混ぜ。
厨房に立たすれば盗み酒、つまみ食い。
もはや誰も相手にしてくれません。
仕方なく新聞を二度読み返し、
「ウンどうも都知事氏の出張費は高いな。ご本人は公務で出かけたのだから、飛行機のファーストクラスは当たり前。ホテルのスウィートルーム宿泊は何らやましいことではない」
と言っておられるようだ。
激務に見合う待遇として、5000万円ほどになるのは問題ではないと。
でもね、アナタの費消した金は全部税金ですぞ。
年金暮らしの貧乏爺としては腹立つなあ、ホンマ。
新聞も二度読むともう飽きます。
番茶をすすり、パンのミミを齧り、時間を潰して「花屋見学」に出かけたのです。
目に飛び込んだのが写真の「白花満作」
一鉢100円で売られていました。
なにゆえかプラケースに入れて10鉢投げ売りですな。
超小型の綿飴状毬花を咲かせ、100円ですぜ。
花には心地よい香りが。
爺はすぐに買い求めました。
プラケースごと全部?いえいえ滅相もない。
根もとに屈曲があって一番太いものを厳選して一鉢だけ!
挿し木に回せば幾鉢に増えることやら。
急ぎ我が粗末小屋に帰り、PCで検索致しました。
【鉢花・希少:白花マンサク(満作)別名フォサギラ 現在在庫切れです。この商品の再入荷予定は立っておりません】
欲張り爺は狂喜しましたよ。
シロバナマンサク、いいものを買ったなあ。「再入荷予定のない」ものを100円ですぜ。
何ともいじましくも情けない。
花が美しいとか、香りが素晴らしいではなく、一鉢100円が購入の理由。
都知事殿、年金生活者の挙措動作はこんなものですよ。
ところで、早春に咲く在来種の黄花の満作は「春の季語」。
日本に移入されてまだ新しい、白花満作も白満作も季語にはならない。
かつて河口湖湖畔で、富士を背に見たのが、白花満作の最初
駄句5句。
満を持し白花満作汗の頃
白色の満作の花入園日
我が庭の白花満作新入生
白花の香り満作むせる夏
冨士を背に白花満作雪景色
腰折れ1首。
破れ家に香り流れて様変はり白花満作異国の風情