写真は日向水木(ひゅうがみずき)。
寒樹の装いの日向水木ですが、内面に秘めた生命は旺盛です。
昨日の冬日はしのぎやすく、ケヤキ、カリン、モミジの寒樹をひなたに出して、日光浴をさせました。
ケヤキの言いぐさ→ 一日二日の手入れじゃいかんよ。毎日陽に当てて鉢回しをしろ。爺よお前だって背中を丸めて日向に佇んでいるけれど、日陰の身の辛さ、しかと考えろ。
カリンの精一杯の抵抗→ 水がね、足りないのよ。冬だって水撒きをサボっちゃいかんよ。オレだって見栄があるから、水が不足しても他所からはカリンよ。
モミジのお追従→ アタシはね、爺のクロウがよく分かる。寒くて水道が凍って水が出ないのよね。水なんてついでの時にちょっと頂戴。爺のクロウも知らないで水くれ水くれなんて言わない。水ばっかり貰っても愛がないと「「水くさい」わ。
我が庭の植木棚には、春を待つ木々が「位置について」います。
「立春」の号砲一斉飛び出す構えなのです。
駄句5句。
冬萌えや水木の枝のそちこちに
冬萌えの水木眠らせちょっと出る
水木の木冬萌え見えて安堵する
冬萌えに春の近きを告げてみる
数ふほど冬萌え僅かに張り付ける
腰折れ1首。
幹雄々し寒樹撮らんと構えたるレンズ向こうの冬萌え確か